H30.6.17『あ、安部礼司』感想

 タイムフリー視聴。

 神保町ではもうセミが鳴いているらしい。



 2話目。部長のあえぎ声から始まって、まずはビジネスシーンで反乱しているカタカナ英語の話。


「あーちょっとちょっと、ペンディング中のその案件、僕まだアグリーしたわけじゃないっすよ。いや、今はエクスキューズよりとっととプライオリティつけてやっていかないと。エビデンスもなしにローンチできないんすよ。じゃ、今日はリスケで。誰マターでアサインするのかコンセンサス取りつつブラッシュアップをフィックスしてオンラインをバッファしてアジェンダをシェアしていきましょうっす。ニアリーイコール!」


 最後はなんだかヒーローのキメ台詞みたいになっちゃってるが、IT系から生まれたカタカナ英語が、それ以外の業種でもふつうに使われているとのこと。


 このカタカナ英語の問題は、ケッコウむかしから言われていることで、国立国語研究所とかが日本語への言いかえ案も出していたと思う。けどそんなに浸透しないで今に至るというわけ。

 基本的に外来語しかないIT系の言葉だが、はじめのころはチャンと翻訳していた気がする(ex.リブート⇒再起動。イニシャライズ⇒初期化)。

 いつから止めちゃったんだろう。

 感覚イメージ的にはWindows95の登場が分岐点ターニングポイントじゃないかなと思っている。あの辺りから、外来語のままカタカナにした言葉が増えていった気がする。

 と考えると“インターネット”(これこそカタカナ英語の首謀者じゃないかな?)が普及しだしてから、と言ったほうが正しいのかも。

 もっとも往年のエンジニアならMacやDOS/Vの時代からカタカナ英語使ってたのかもしれません。


 余談超過。閑話休題。

 

 話題はカナカナ英語からサブスクリプションの話。

 リニューアルの転機となった定額制聞き放題の話に。

 変声期のない少年安部礼司クンがCDレンタルを待ち望んでいたという回想から、大人になって買えなかったCDを買うというエピソード。


 これには激しく首を縦に振った。自分と同じことをしている!


 そして定額制は音楽だけでなく、いろいろな物に広がっているという話へ。

 洋服の月額定額制。家具の月額定額制。おもちゃの月額定額制。地元のライブを月額定額制。映画館の月額定額制。ラーメン月額定額制。カラオケ月額定額制。などなど……

 

 リニューアル前の感想(H30.4.29の『あ、安部礼司』で思ったこと)に、音楽以外の定額制だったらコンテンツ関連があるだろうなあと書いたのだが、今じゃこんなにあるのか。

 月額定額制が流行るということは、定給がある人々が多いということでもあるし、『蓄える』ことをしなくてもいい空気が世間に浸透している、ということでもあるのかな。ある意味では景気良好のサインなのかも。

 

 しかし『元を取る』ことに執着してしまい、楽しむことがオロソカになり、最後は疲れてしまうという『調子こいたバイキング状態』に陥ってしまう月額定額制のデメリットも紹介する。

 どこかの株主優待券を使い切る人みたいになってしまうということか。


 ただ結局、聞き放題だからってCDを買う習慣はなくなるとはならず、むしろ新しい曲との出会いにより、新たなアーティストのCDを買うことにもなる。


『気に入った物は手元に残しておきたい』


 すごくすごくわかる。YOUTUBEのオフィシャルチャンネルで全尺聴けちゃう楽曲もあるけど、結局CDで買いたいんですよ。

 ジャケットも味わいたいんですよ。

 歌詞カードもめくりたいんですよ!

 

 最後は言い訳部長で落ちた。



 3話目。ゲストを出す。当然父の日の話題。



 今週は面白かった。特に2話目。

 タイムシフトだと何度もきけちゃうからついつい感想多めになっちゃいました。

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