answer.X『輪廻廻る魂の果ては』
「六道迷う孤独な魂」
・概要
「よォ、俺様だゼ? 中々喚ばれNeえから、こ04手出てきてヤtT.Aゼ。サア、俺様が世界ヲ巣くッてYル――――……」
崩壊しかけた魂が、それでもなお強靭な自我を保って漂い続ける。あらゆる欲望を暴発させ、妄念のまま暴れ回る彼女は、決して止まらない。
高月あやか。
彼女が真に納得出来る終わりを示せ。
・場所
13番コロニー、ゴーストヘッド。
その一画に、黒い沼に浸食されたエリアがある。その中こそが、輪廻の魔女の魔女結界。そのまま放置し続ければ、いずれはアッシュワールドを覆い尽くすだろう。
結界の中は、魂を持った生身の存在のみが活動出来る。
・依頼人
とある水色の少女。
魔法少女『メルヒェン』の残滓。『絵本の魔女』メルロレロ・ルルロポンティ。高月あやかの自称親友。苦しみもがきながらも前に進む高月さんを、どうにかして解放してあげたい。
・ターゲット
第一段階「魔法少女『ヒーロー』、高月あやか」
・外見
身長162cm、グラマラスなマッスルボディ。ベリーショートの黒髪。猛禽類のような獰猛な目つき。
その背後には魔女本体が浮かんでいる。円環を描くように六つの巨大な眼球が並び、その中央に三つ目の球体が浮かんでいる。狂気をもたらす黒い泥を浴びながら、それでも超然と笑い続ける。
・性格
俺様スゲー!!
一人称も「俺様」。俺様っ娘という新しいジャンル。正気も狂気も強靭な自我がねじ伏せた。社長戦争後、リンドさんとのドンパチで人格を消耗。輪廻の魔女の精神汚染と強靭な自我とが危うい綱引きをしている状態である。
・能力
「格闘術」
高月あやかの素の戦闘力。無茶苦茶な格闘戦で相手を圧倒する。人外じみた身体能力を誇るが、所詮は中学生の女の子。これだけでは異能と異形が闊歩する戦場を戦えない。
「
高月あやかの真骨頂とも呼べる魔法。身体能力、技の威力、再生力、感情、思考、あらゆるものがその対象となる。攻撃を放てば全てを殲滅し、防御を固めれば万物を弾き、攻撃を食らっても無限に再生する。ちなみに、固有武器は魔法のグローブ。
強く、重く、強靭に。最強が積み重なれば神にも届く。
「精神汚染」
魔女結界内は、魂を汚染する狂気のフィールド。そこにいるだけで人格が汚染されていく。だが、依頼人も協力してくれている。満天の星空が結界を浸食し、ハンターを精神汚染から守ってくれることだろう。
・語録
「俺様が、あやかだ」
「リロード、キャノンショット!!」
「リロードリロードリロードリロードリロードリロードリロードリロード――――!!!!」
「俺様は前に進む! どこまでも突き進む! だからだからぜぇぇんぶぶっ壊れちまえ!!」
第二段階「輪廻の魔女ボア」
高月あやかの自我は魔女に飲まれた。ついに反転した魔女が、その脅威を遺憾なく発揮する。
・外見
六つの眼球と三眼の球体。無数の黒い腕がそれらを覆い、五メートル近い巨人として屹立する。
三眼の球体を破壊すれば撃破可能。しかし、形代である高月あやかの心を沈めるまで、何度でも復活する。
・能力
「精神汚染」
そこに在るだけで周囲の生命体の正気を奪っていく精神汚染を放つ。魔女の周辺は、星空すら黒く染まる。
「終わりのあやか」
輪廻の魔女の周囲に降り注ぐ泥の雨。積み重なった泥の中からは真っ黒の少女あやかが這い出てくる。そのどれもが本体に近い戦闘力を持っているが、強い衝撃を受けると形が崩れてしまう。
また、輪廻の魔女は目前の人間の記憶から、皮を「終わりのあやか」に被せることが出来る。すると、皮の人格・能力がそのままトレースされる。迷いの六道に引きずり込まれた魂は「終わりのあやか」として輪廻を歩む。記憶の中の強敵が、そのまま脅威として立ちはだかる。
終わりのあやかを率いるのは、正気を失った高月あやか。彼女には何もない。このまま進んでも何も無い。
分かっていても止まらない。
ただ、己を止めて、受け止めてくれる救いだけを求めて。
・脅威度
星5。
・勝利条件
高月あやかの歩みを止めること。
彼女の心を納得させ、輪廻の魔女を撃破せよ。少女は満足して成仏するだろう。きっと、水色の少女も一緒だから。
・敗北条件
死亡。
また、結界からは決して逃げられない。
「請負人」
ソルト様『日向日和』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/1177354054890071112
「裏話」
お馴染みラスボス高月さん。
手を伸ばしたら届いてしまいそうだったから、伸ばしてしまった。そんな女の子。きちんと日和さんに叱ってもらえて無事成仏出来ました。
生前は姉にべったりだったせいで、実は妹気質の甘えたがりでもある。多分バイセクシャル。水色の子は相変わらず報われない……
ソルト様におかれましては、やんちゃ娘の面倒を見て下さりありがとうございました!
誰かの手で活き活きと動き回る高月さんを見られて、とても嬉しかったです!
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