機魔屍戦争
「カンパニーに栄光を!」
・概要
パーフェクト・ワールド・カンパニー。私は常にその栄光に寄り添ってきた。今、ここで、その信念を高らかに示そうではないか。チートや魔法を科学で殲滅するのがカンパニーの正しい姿だ。邪法に手を染める連中を一網打尽にしてくれる!
・場所
6番コロニー、ミステリーダンジョン。
・依頼人
カンパニー正規軍、シャムロ大佐。
・ターゲット1
「名称」
ビンイン・ジ・エンペラー。
最終目標であり、魔法顧問としてカンパニーに強い影響力を持ってきた大いなる闇の帝王。
「能力」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888646751/episodes/1177354054888851001
名目上ターゲットとなっているが、当然ながら撃破不能。他のターゲット全員と血の契約を結んで能力を底上げしている。
・ターゲット2
「名称」
魔術師メサイア=ジークムント。
「外見」
ビンインの直属の弟子。黒いローブで全身をすっぽり覆っている初老の男性。悪魔樹のねじれ杖を右手に戦場を支配する。左手のタロットカードには増殖のルーン文字が記されていて、大元を破壊しないと際限なく増え続ける。
「能力」
魔術。
人の技術で世界を歪める邪法。彼は世界の一部を切り取り、その内部であれば神が如き奇跡を行使する。最大範囲は一キロメートル四方、ほぼ戦場全域である。また、杖は単なる補助装備でしかなく、魔術の腕は純粋に本人のもの。
ルーン。
タロットカードに記された、力ある言葉を行使する。主に身動きを封じるトラップ魔術をばら撒く。左手のタロットカードを発生源に無限に増殖し続けるので、陣地形成の時間を与えてしまうと足の踏み場がなくなってしまう。
・ターゲット3
「名称」
吸血鬼頭ミヴァーノーム・ゲヘナテラ。
「外見」
赤と黒のチェック模様のワンピースを着る血塗れの少女。元魔法少女で、魔法の性質は「炭化」。何の因果か、ビンインに吸血化されて私兵団を率いる立場に。強大な力を振るう反面、既に人間と意思疎通できるほどの自我は残されていない。全てはビンイン様のために。
「能力」
吸血鬼頭。
帝王の私兵吸血鬼ユンランどもを率いる。吸血鬼同士では意思疎通できるみたいで、私兵団員からの信頼はやたら厚い。というか半ばアイドル化している。本人の戦闘力もやたら高く、魔法少女『ヒロイック』と互角に戦えるレベル。
炭化。
魔法少女時代の固有魔法は未だ残されている。触れたものを徐々に炭化させる恐ろしい魔法。ビンインとの血の契約でその効力は底上げされている。ちなみに固有武器はハリセンだったらしいが、もう出し方すら忘れてしまった。
・ターゲット4
「名称」
岩石獣ギガンティックガガガガトス。
「外見」
岩石が凝り固まってできた二十メートルクラスの怪物。その中心部ではロボロボ族のかつての英雄が岩石獣を制御している。名前の区切り方は「ギガンティック/ガガガ/ガトス」。
一メートル足らずの彼は、ブリキのちゃちなロボットの見かけ。正義のオイルが通った熱い男であったが、帝王のペットにされてからはただ暴れるのみである。
「能力」
岩石獣。
星に語り掛け、大地の岩石を身にまとう。戦争においてはまさに一騎当千。最前線で戦場を荒らしまわる鉄砲玉。また、その巨体からは信じられない程の繊細な攻撃を行える。
・ターゲット5
「名称」
錬金術師アルス=マグナ。
「外見」
プラチナ色の髪をツインテールでまとめた天真爛漫な幼女。水色と白の水玉模様のワンピースを着ている。表情がくるくる変わって非常に愛らしい。
性転換した変態親父にはとてもじゃないが見えない。
「能力」
対象を性転換させる。さらに年齢まで操れるように進化した。また、性転換時にラッキースケベを発生させる因果律への干渉も磨きがかかっていて、殺伐とした戦場にピンク色の旋風を巻き起こす。因果律干渉で対象を操縦席から目前まで引きずり出せるので、地味にロボ操縦者にとっては天敵である。
火、風、水、土の四元素による魔術攻撃を行う。これだけでも十分脅威。仮にも錬金術の秘奥に至った男(女?)である。
痴漢。
錬金術の真髄は物質の置き換え、即ち置換にある。錬金術の秘奥を究めた彼(彼女?)はその力を如何なく発揮する。誤字ではない。超一流のセクハラ術で敵の戦意を落とす。
・敵その他
帝王の見えざる私兵ユンラン。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887115229
その他、アンデッド系モンスターやモブ魔術師がたくさん。
・味方ユニット1
「名称」
シャムロ大佐。
「外見」
茶髪のクセっ毛。目を隠すような仮面に、銀の兜。カンパニー正規軍の制服に、勲章をいくつかぶら下げている。
「能力」
最強の軍人パイロット。
パイロットとしての腕は、超一流の上を行く。その技術は通常スペックの三倍の動作を行うことなど朝飯前。界王拳ばりに機体の性能を跳ね上げる。ビームサーベルを用いた白兵戦や徒手空拳での格闘戦など、生身でも滅茶苦茶強い。
シャムロ専用機・改。
全長十メートルのオリハルコン製の真紅の機体。ビームサーベルや弾幕の基本装備だけで、彼にとっては十分な武装である。
・味方ユニット2
「名称」
ロボ子。
「外見」
縦9メートル、横及び奥行き10メートルの箱型の頭部。それを首から下1メートルくらいで支えている。
バランスがおかしいことを除けば、他はゾン子そっくり。彼女を知る人が見れば一発で分かる。
「能力」
水のタリスマンZ。
口から吸収した湿気を頭部のタンクに保管、耳と鼻の穴から放出する質量兵器。純粋に水圧で押し潰すか、射出口を絞った超高水圧ウォーターカッターで全てを切り裂く。
オリハルコンボディ。
頭部の全てが発注ミスのため伝説の素材オリハルコンで出来ている。最高硬度の物理耐性を誇る。鏡面コーティングが施されており、魔法攻撃の一切を跳ね返す。頭突きが非常に強力。ちなみに首から下は普通の鋼鉄。
韋駄天。
こんな不安定ボディで、百メートルを十秒で走り抜ける瞬足。その際、頭部のバランスが悪くてがくがく揺れ、白目を剥きながら爆走する。体当たりが非常に強烈で、大雑把に戦場を荒らし回る。
・味方ユニット3
「名称」
アトミック・プテラ。
「外見」
灰色の液体金属で組み上げられた飛行竜。全長三十メートルの戦略兵器。全身にカメラアイが搭載されていて死角がない。能力の使用とともに姿が変わる。
「能力」
コア・オブ・カンパニー。
カンパニーが今まで開発してきた実験動物の機能を全て備えている。発動中はその機能を持つ実験動物の姿になる。よって、一度に使える機能は一つ。また、あの巨体がその小ささに収まることで、密度が尋常ではない。
鋼鉄竜。
空飛ぶ火を吐く光線を放つ。機能を使わなくとも、恐ろしいくらいに強い。男の子と研究者たちのロマンが詰め込まれたカンパニーの秘密兵器なのだ。決め技はもちろんドリルアタック。
・味方その他
カンパニー正規軍シャムロ部隊の精鋭たち。
・脅威度
星4。
・勝利条件
ターゲットの内、味方勢力合計で3体以上を撃破する。
対象であるシャムロが立派に討ち死にしたため、撤退の合図がかかった。撤退戦を必死に生き抜こう。
ビンイン勢力には相当の大打撃を与えたが、帝王はきっと痛くも痒くもない。
・敗北条件
それ以外の全て。
「請負人」
なし。
「裏話」
結構力作な依頼だっただけに、使われなかったのが残念。シャムロは人知れず戦死し、ロボ子は派手にスクラップになったことでしょう。
味方勢力がふざけまくっている分、敵勢力がガチ。この布陣、割と日和さん相手に戦えそうなのですが、どうでしょうかね。是非ショタ日和さんやロリ夕陽君を(ry
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