異譚『死神』

「あ、そ、ぼ?」



・概要

 夜な夜な人を襲う黒い影。スポンサーにも犠牲者が出たって苦情が相次いでいる。討伐隊を組めど、どうにもオカルトが過ぎる相手だったようザマス。早くなんとかして下さる?


・場所

 9番コロニー、エルダー・ドラゴン・ハイランダー。


・依頼人

 P.W.カンパニー総務課スポンサー対応部部長、ミケランジェロ・アモイ。

 アッシュワールドの首都にて誕生。女性ながら若くしてその才能を発揮させる。勉学に飽きて17歳カンパニーに入社した後、総務課でメキメキと実力を上げる。19歳の若さで部長をこなすほどの逸材で、本人も今後の出世街道を確信している。ド貧乳。

 スポンサーの犠牲者を出してしまったからには、カンパニーもケジメ案件である。この案件を最期に人生が終わることを、彼女には思いもよらなかった。


・ターゲット

「名称」

 死神。または『異譚』とも。

「外見」

 漆黒装束で漂うように浮かぶ少女。腰まで届く白い長髪、虚ろな紅い双眸は横一文字の黒い帯に覆い隠されている。低めのよく響く声が、はしゃぐように弾んでいる。その細腕で銀色の鎌を振り回す。

「能力」

 異譚。

 この世ならざるオカルトの存在。殺した人間の肉を奪って徐々に受肉している。物理的な攻撃は効果が薄い。霊的な攻撃が効果的。

 闇の力。

 口から黒い砲弾を吐き出したり、黒い泥をけしかけたり、全身から黒い腕を伸ばしたり。生来の力の片鱗を見せる。能力とは関係ないが、やたら打たれ強くなっている。


「私は『死神』。命を狩り取る者」

「ふへへへへ、くらえー!」

「あばばばばー! いーたーいー!」

「うげらららららぅぅdfkまkしg;sdlkmvryyyyyyyyy」



・脅威度

 星3。


・勝利条件

 その肉体を銀色の鎌ごと完膚なきまでに破壊する。

ミケランジェロ「ふふん、これでアタクシの経歴に箔がつきますわ」

課長「さ、君は腹を斬りたまえ」

ミケランジェロ「……………………え?」


・敗北条件

 逃走or死亡。

ミケランジェロ「むむ、エリートは慌てないのですわ」

課長「けしからん、ハラキリ」

ミケランジェロ「……………………え?」




「請負人」

 なし。



「裏話」

 第二形態。お転婆が突き抜けて意味不明になる。それもこれも全部、幽とかいう奴が悪いんだ。悪い子に引っかけられてやんちゃが止まらない姫様。お目付け役はさぞかし頭痛に悩まされていただろう。

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