vs屍神(三下編)

「七の屍神の三、屍兵統べる屍肉の女王いつもの



・概要

 オーロラ体の底力、再び観測したいのです。クローン技術やサイボーグなんて生半なまなか使わずとも、死体の神は再現出来ます。

 ……あれ、なんで失敗したですか? というかそもそもお前は呼んでませんよ?


・場所

 5番コロニー、デットライジング。


・依頼人

 元社長候補、リンド。


・ターゲット

「名称」

 屍神アイダ。

「外見」

 小柄、青いワンピースを纏っている。瑞々しいもちもち肌。それでも、その顔に浮き出る死相は隠せない。腐った目をしている。

「能力」

 虹蛇の神格。

 虹、雨、清水を司る。原理不明の命を蝕む呪術を放ち、死体を召喚・屍兵化する。何故かこちらの神格しか顕現しなかったが、それでも結構なゾンビハザードを引き起こせる。

 オーロラ体。

 パラレルな存在を生み出したその技術も、屍神の不死身を再現出来なかった。しかし、怪力と精霊を使役する力は顕在。なんかやたらよく喋る。

 水のタリスマン。

 頭蓋の骨。効果は水の精霊への干渉。腐っても神である。周囲の水分を自在に操り、攻撃を行う。超高水圧から放つウォーターカッター、水牢による封殺、水竜等々。死ぬ気になれば自分の血液でも攻撃できるが、あっという間に干からびて死ぬ。


・脅威度

 星1。


・勝利条件

 屍神アイダ及び配下の屍兵の殲滅。

リンド「パチモンなんて所詮――――おお……これはこれは、へえぇ」


・敗北条件

 死亡or逃走。

 あと方々から煽られまくる。プライドはずたずたに引き裂かれて、墓には毎日唾が吐き捨てられる。



































「屍神アイダ=ウェド=エジリ=フリーダ」


 それで勝ったつもりか。倒したと思った屍神が再起する。

 秘められたもう一つの神格が暴走する。いわゆる第二形態。屍兵の制御を失う代わりに、異形の屍神へと真化する。合わせて、脅威度も跳ね上がる。なんと倍だぜ。


・外見

 風船のように歪に膨らんだ肉体。手足は肉体から離れて粘りついた水分で繋がっているだけ。膨らんだ水死体からは絶え間なく水属性の攻撃がばらまかれる。倍近くに膨張した顔面からは嘲りの表情が浮かぶ。こんな外見でも正気は維持されているようだ。


・能力

 愛の神格。

 嘆きと慈しみを司る。争うものを全て洗い流す地母神。周囲の死体を自然分解させ、大地への回帰を促進させる。生者への慈悲はあらゆる死へと誘い込む劇薬。その姿を目にするだけ寿命が吸われていく。自然と一体化した生命に至った彼女は、この惑星を滅ぼさない限り真の不死身となっている。

 水のタリスマン。

 無限の慈悲に有形を与えている霊媒。攻撃も防御も全てタリスマンを介した精霊の力によるもの。屍神を通して共有される力は、精霊を神のごとき存在まで引き上げる。水の竜を複数体召喚して攻撃する。膨らんだ頭部の頭蓋骨。ソレを破壊すれば、必然屍神の活動は途切れるだろう。


・脅威度

 星2。


・勝利条件

 水のタリスマンの破壊。


・敗北条件

 それ以外の全て。




「請負人」

 南木様『妹ひよりん』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889216737/episodes/1177354054889434222



「裏話」

 カンパニーではインチキ主人公ムーブしているゾン子ちゃん。本編ではただただ不快なだけのゲスキャラを目指しています。

 カンパニー企画のゾン子は、時系列的にはD戦争後のゾン子。実力は優先攻略対象(アビスとかキリーとか)と同格くらい。なので、それなりには強い。自分より弱い相手にはとことん強く、自分より強い相手にはとことん弱い。ディスクの宿敵みたいな存在。

 ガチモードでは性格が変わる。二重神格なので、第二形態持ちでもある。でも、だからといって滅茶苦茶強いわけではないのがゾン子クオリティーである。

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