おじさんとパフィンちゃん〜2期1話編〜

「私はカルガモ軍曹だ!!貴様は何者だ!!」

「パ、パフィンでーす!」

「そんなクソみたいなアダ名を聞いてるんじゃない!!貴様の個体名は何だ!!」

「ひどいぃ……ニシツノメドリでぇす……」

「そうか!覚える価値もないな!」

「うぇ〜ん!!」

「そこの貴様は何者だ!!」

「ジ、ジョフロイネコでち!!」

「何が『でち』だ!!貴様ふざけているのか!!」

「もごごごご!?やぶぇでえぇ!!」

「そこの貴様は何者だ!!」

「チ、チンパンジーです!」

「貴様はサルか!!」

「はい!私はサルです!」

「声が小さい!!もっとしっかり言え!!」

「はい!!私はサルです!!」

「もっとだ!!!!」

「はいぃ!!!!私はサルです!!!!」


〜〜〜〜


「今日は貴様らに団体行動のノウハウを叩き込む!覚悟しろ!!」

「「「はいぃ!」」」

「はいじゃない!!応答する時はサー・イエッサーだ!!分かったか!!」

「「「サ、サー・イエッサー!」」」

「よし!いいか、私の後ろを一列に並んで付いてこい!」

「うぅ……何でこんな事をしなきゃならんのでち……」

「ごちゃごちゃ抜かすと夕飯抜きだぞ!!黙って付いてこい!!」

「サ、サー・イエッサー!」

「列を乱すな!歩幅は一定で!手をしっかり振れ!私より前に出るな!!」

「うぅ……もう帰りたいでぇす……」


〜〜〜〜


「ここで止まれ!!目の前に溝がある!私が手本を見せる!一人ずつ飛び越えていけ!」

「え?こんなの普通に飛び越えたら……」

「抜かしたな?ここはフレンズの力を一切使うな!羽根で飛ぶことも、高くジャンプすることも禁止だ!!」

「「「えぇ!?」」」

「話を最後まで聞かなかった貴様らが悪い!!いくぞぉ!!」

「ひぃー!?落ちちゃいますぅー!」

「あ゛ー!!しっぽが、しっぽがぁ!!」

「ぎゃあーっ!!」

「何だそのザマは!!それでもフレンズか!!」


〜〜〜〜


「も……もう動けないでち……」

「帰りたいでぇす……」

「そもそもシーラ達、何でこんな事やってるの……?」

「貴様らぁ!!」

「「「ひっ!?」」」

「今日は我が訓練によくぞ耐え抜いたな!これは私の奢りだ!好きなだけ飲め!食え!」

「……ふおおおお!?おいしそー!」

「ジャパリチュールもあるでちぃ!!」

「アップルパイだー!」


〜〜〜〜


「うぅ〜ん……もう食べれませぇん……」

「パフィン、まだ起きないね」

「うなされたり喜んだり、忙しい子ですねぇ」

「カルガモがやたら厳しくしてたのが原因だと思うでち……」

「団体行動の列を乱すのはとっても危険なんです!そこは譲れません!」

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