第3話

 サス


 死「4日目は休みだと言い出したので何もしなかった。5日目にして、明らかにネタが尽きた」


 明転


 男「今日は何が起こるんですか」

 死「今日かぁ〜?そうなぁ〜、あー、そこの角から人でもぶつけるか」

 男「適当!少女漫画を読むのをやめなさい!」

 死「あー?じゃあなんかリクエストしてみなよー、限界だよデス子さんネタが尽きたぁ」

 男「実質3日しかやってないじゃないですか、ボキャ貧かって、もういいですよ」

 死「何がもういいんだよ、まだ恋してないだろ?」

 男「俺考えたんですよ、昨日の夜」

 死「ほう?」

 男「デス子さんが無理やり俺に迫らせるのは違うんじゃないかなと思うんですよ」

 死「えー?なに文句?頑張ったのにさ〜」

 男「だから、俺がその人のこと好きじゃないとダメだと思うんです」

 死「ほん?好きな人ねぇ……いや、それが居たらここまで苦労してないよね、デス子さんはさ」

 男「デス子さんは好きな人って、どういう人だと思いますか」

 死「デス子さん哲学大っ嫌いなんだけど」

 男「デス子さんなりの、でいいですから」

 死「あーんーそーねー、一緒にいて楽しい人とか、もっとその人のこと知りたいとか?じゃない?」

 男「俺は、今1番好きな人デス子さんなんです」

 死「は」

 男「デス子さん、好きです、俺と付き合ってください」

 死「えっあっええっ?あっと、えっと、(指パッチン)」


 角からめっちゃ人走ってくる


 男「えっ、ちょっと!待って!逃げるな!!」


 男「デス子ぉぉぉおーーー!!!」


 暗転

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