「温活」しよう!(体を温めるお話)
「さっ、ささ寒いですぅ」
こんな冷え込む日に事務所のヒーターが壊れるなんて……エアコンは数年前に壊れて放置しっぱなしだし……とりあえず偉い人に、新品購入の許可を求めるメールを送信しないと……。
「雑誌で『体を温めて元気になろう』って読んだばっかりなのに逆を行ってますぅ」
ああ
温活とは、基礎体温を上げて健康になる活動のこと。
体が冷えると、血流が鈍くなって肩こりやむくみを起こしたり、免疫力が低くなったりと不調を起こす原因になります。エネルギー消費の効率悪化で体重も増えやすくなるなど、良くない状態なんですね。
一方で、体温が上がるとHSP(ヒートショックプロテイン)という生態防御たんぱく質が増えます。名前がかっこいい!
これは体内の正しく機能していないたんぱく質を修復し、元気にする物質です。
たんぱく質が正常化すると風邪にかかりにくくなったり、運動能力を向上してくれたり、筋肉痛を予防してくれたりと、体を丈夫にしてくれます。
「冷えると体重が……あ、温めないと……スクワットします! いーち、にーぃ!」
どうして片足を前に出すピストルスクワット? 退社までまだ十二時間以上残っているのにここで体力を消費すると、あとで後悔しますよ。
体を温めるには、熱を伝えてくれる血液のめぐりを良くすることが大切です。そのために普段から栄養ある食事や適度な運動、質の良い睡眠を心がけましょう。
正直、質が悪くてもいいのでもう少し寝たいんですけどね……。
「ろーく、なーなぁ……疲れた。効率よく温める方法とかありませんかぁ?」
ピンポイントで温めるなら、臓器や血液が集まっているお腹周り、太い血管が集まっている足腰がいいですよ。皮膚の薄い首・手首・足首も、熱が伝わりやすいのでおすすめです。特に首を温めてあげると神経に伝わり、緊張もほぐしてくれます。
あと、血行を良くしておきたいのは「肩」でしょうか。
スマホの使い過ぎや長時間のパソコン使用など、姿勢の悪い状態を長時間続けることでダメージが蓄積されて肩こりになります。カクヨムするうえで大敵の症状。
痛みやだるさはパフォーマンスの低下にもつながるので、常に良好状態を保っていたいところ。血液は体に溜まっている悪い物質を回収し、良い物質を全身に運ぶ役割もあります。流れを良くして疲労を蓄積させないようにしましょう。
この時期だとカイロが手軽ですね。他にも肌に直接貼れるタイプや、体の部位に合わせたピロータイプが販売されているので、使いやすいものをお選びください。
気がつけばこんなに種類が増えていて、時代を感じます。
「おなかと太ももと首と……多すぎて、カイロが足りませんよぅ~」
全身を温めるなら、やはり入浴が一番ですね。血行改善以外に利点もありますし。
毛穴が開くので体内の不純物を汗として排出、お湯の浮力によって筋肉や関節の負担が減り、休ませることもできます。入浴時間と同じだけシャワーを浴びるよりも、体のぽかぽかも長持ちと恵みが多いです。
「やっぱりお風呂っていいんですねぇ。あーあ、帰ってざっぱーんってしたいなぁ」
私も帰ってカクヨムにゆっくり浸かりたいです……なんて言っても仕方がないので、店を開けましょうか。朝のミーティングを始めますよ。
みなさまも温活で寒さ厳しい冬を乗り切りましょう。
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