猫やらオレンジパイやら、時々主人公の置かれている境遇を、読んでいるこちらも忘れてしまいそうになります。
虐げられても、人を信じたいと望む人間と、誰も信じられないと猜疑心を持つようになった者の違いは、どこで生まれるんでしょう。
少なくともどんな目に遭っても、相手を貶める言い方をしない主人公は、高潔にも見えます。
作者からの返信
忘れるくらい楽しいひとときをリヴェルは過ごしている、ということを書きたかったので、嬉しいです!
こ、高潔ですか?ありがとうございます!そう言って頂けるとリヴェルとしても自信が持てるかもしれません。
確かに、違いは何処で生まれるのでしょう……。
どれだけ生きても、どれだけ書いても、私も分からないです。
ただ、リヴェルの場合は両親の教えがよほど良かったのかもしれない、とは思っています。
例えどれだけ短くても、愛されていた実感もあったと思うので。
表面上は現状維持だけれど、水面下で無茶苦茶、あれこれありそうなエピソードですよね!?
リヴェル、自覚したんだろうなぁ。でも、その想いを口に出して言ってはいけない。そう思い込んでいる。自縄自縛状態でしょうか?
(「変態」にツッコミを入れようかとも思ったのですが、リヴェルが可哀想なので、温かい目でスルーします)
リヴェルにとって大切なステラとエルスター。そのふたりがいて、彼は幸せ。
大切だと思えて、大切だと認めることができて、おばあさんと暮らしていたときとは、確実に変わったリヴェル。もっと、変わることができますように、と祈らずにはいられません。
(エルスターは国王と仲の良い甥なので、あのおばあさんでも「是非、仲良くしておきなさい」と言いそう。だから、彼との交友関係に口出しされると心配しなくてもいいんじゃないかな、と思うのですが、女性たちは絶対ダメ、ですよね)
で。結局、リヴェルを捕らえた魔法は、誰の仕業だったのか。気になります。
ステラが魔法の残り香を感じなければ、リヴェルが過去に囚われているから幻を見た、ということにできなくもないですが、明確にリヴェルを狙った何者かがいますよね?
ふたりがいてくれることに気持ちがいっぱいで、今は「敵(?)」を気にしていないリヴェルですが……。次のエピソードあたりで気にするのか、有耶無耶に忘れてしまうのか、もう一度、襲撃(?)に遭うのか。気になります。
(そして、なーんか、引っかかるんですよね。疑心暗鬼は良くないんですが)
作者からの返信
もうすっかり変態認定されたリヴェルさん(笑)。
私も、書いていてどんどん変態化している気がしてきました……。
リヴェルは縛られていた時間が長すぎて、なかなか呪縛からは抜け出せない様ですが、亀の様な歩みですこーしずつ自分の足で立とうとしているのかもしれません。
学院に来たこと自体が、ある意味彼の運命の岐路なのかな、と思っています。
おばあさんは……まあ、あれです。リヴェルにとっては最大の障害かなあ、と思いつつ。
交友関係にどこまで口出しするか気になるところですね!
水面下でしか動いていなくて申し訳ないですが(笑)、じわじわと色々進行しています。
月ノ瀬さんは色々読み込まれているので、どきどきします。
疑心暗鬼の部分が気になりますが(笑)、この先で合っているかどうか確かめて頂ければ嬉しいです!
前回は敵(?)はステラを狙いましたが、今回は確実にリヴェルを狙いました。それは間違いありません。理由はあります。
そして、このままで終わるわけは……ないです(笑)。
その辺りも含めて、先で確かめて頂ければと思います。
編集済
こういう、不穏な動きがある回、めちゃ好きです…っ…!
自分が誰のものかと問われて、ライフェルス家のもの、と答えちゃうリヴェル君でしたが…いつか自分は自分のものだって、答えてくれる日が来るといいなぁー…と思ってしまいますね…
と、しみじみ思っていたら、ステラの「これからは、私がばんばんリヴェルの行く道の扉を開ける」発言ですよね笑
思わず笑ってしまいました…いや、ステラの優しさがにじみでまくってて好きなんだけども、ばんばん開ける絵を想像すると…笑いが…。
作者からの返信
不穏の回、私も好きです(笑)。
思う存分ぶっこんでやりましたよ!リヴェル、ごめん。
そう、リヴェルにとってはまだライフェルス家に囚われたままで、自分のものとは思えないのですよね……。
まあ、謎の声はどちらの回答も望んではいなかったようですが(笑)。
いつか、リヴェルが色んなものを越えた時、胸を張って言って欲しいです。
あと、ステラの発言に対する反応は正しいです!
私も、絵面を想像して「いやいや、ステラ!」ってストップかけてしまいました。
リヴェルも目が点になるというものです。
でも、この二人はこれでバランスが取れているのかな、とも思います(笑)。