3月7日 いちごと練乳と珈琲と

 MAXコーヒーの話ではない。

 雪車町地蔵だ。


 差し入れでいちごを戴いたので、半分はそのまま、もう半分は練乳をつけて食べた。

 小粒だったのだが爽やかな甘さで、大変好評だった。

 フルーツ大好きな私としては、もう大満足で、お礼に珈琲を淹れたのだが、ひょんなことから珍しい飲み方をすることになった。


 いや、だからMAXコーヒーの話じゃない。

 練乳入りコーヒーじゃない。


 いわゆる塩珈琲だ。


 塩珈琲自体は、そうなじみがないわけではない。なじみがない理由はちょっとわきに置いておくが、実際悪くない味がするのだ。

 ちょっぴりの塩を加えることで、苦みが和らぐのである。


 コーヒーは苦くてすっきりしたものがいいという私の美学とは相反するものだが、それでも美味しいものは美味しい。

 先方が試したいというので淹れた形ではあるが、久々に飲むとやはり悪くなかった。

 甘いいちごと、塩珈琲。

 なんとも午後のティータイムにはうってつけの組み合わせで。

 大変愉しいひと時を過ごすことができたのだった。


 まあ、それだけの話と言えば、それだけなのだが。

 いちごは今がおいしい季節だし、読者諸氏もいかがだろうかと、そんなことを言ってみる次第である。

 以上。



(塩、コーヒー……ミスマッチ……)

(なんですかその偏見は、全国の塩珈琲ユーザーに謝りなさいよ)

(えー)

(えーじゃありません。まあ、結局は好みですけどね。それでは、アデュー!)

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