1月24日 ゼリービーンズと甘納豆

 甘いものはお好き?

 雪車町地蔵だ。


 ゼリービーンズを見かけるとつい買ってしまうほど、私は好きなのだが(ようするにまだまだ子どもなのだが)別段甘いものが大好きというわけでもない。

 どちらかというと、辛いものが好きだ。

 じゃあ甘いものは食べないのかというと、それは話がべつになる。


 たとえば先日、甘納豆をいただいた。

 コーヒーを飲みつつパクパク食べていたが、豆の香りがよく、とても楽しめた。

 一方で、黒飴とかをもらっても、私はそれほど数を食べられない。

 数を食べるものじゃないだろうというのは置いておいて、つまりそういうことだ。


 お菓子、という大きなカテゴリーを好きか嫌いかで訊くというのは、ずいぶん大味な話なのだ。

 きみ、化学は好きだよね、だったら量子力学も好きでしょう、と言っているようなものだ。


 好きなものを大枠で語るのは、それほど悪いことではない。

 けれど、もし何かを批判することになったのなら、できるだけ厳密に、狭い意味の言葉を使うべきだろう。

 たぶんそういうのが、争いごとをなくす第一歩なのだから。



(え? 真面目な話?)

(なんですか、いけませんか)

(悪くはないけどさ)

(まあまあ、このゼリービーンズでも食べて平和にやりましょうよ。これはいいものです。それでは、アデュー!)

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