10月6日 電撃《新文芸》スタートアップコンテスト

 なにから始めればいいかはわからない。

 だから、ありがとうと最初に言おうと思う。


 雪車町地蔵だ。

 先日、電撃新文芸スタートアップコンテストの中間発表があった。

 エントリーしていた自作の姿は、そこにはなかった……


 気落ちしなかったか、という質問に否定の答えを返すと、おそらく嘘になるだろう。

 評価されなくて嬉しいと言えるほど、私は人生を捨てていない。


 けれど、突破した作品を眺めていくうちに、少し考えが変わった。

 前日の雑記にも期した通り、私は電撃はまだまだ前進を続けていると希望を見出していた。

 そうして、今回の選考でも、じつに真摯に取り組んだのだなということは、通過作品を見れば明らかだった。

 選考者は、3000近い作品を、おそらくほとんど読んだのだろう。

 でなければ、こういう結果にはならない。


 面白い作品だけが、純粋に先に進むというのは、じつに望ましい結果だった。

 私は、うれしかったのだ。


 ああ、ちっともどん詰まりなんかじゃない、小説ってやつは、ラノベってやつは、まだまだ先があると、そう思えたのだ。

 だから、私の力が及ばず落選したことについて、応援してくれた方々には謝罪をするとともに、ありがとうと、そう言いたいのだ。

 ポジティブな言葉で、結びたいのである。


 なぁに、すでに次回作は完成間近だ。

 私という私の総決算が、そこにはあるだろう。

 希望は煌々と私の胸の奥で燃えていて、この目はまっすぐに未来を見据えている。


 ゆえに、嘆くことはありえないと。

 次は勝つと、吉報を告げられると。

 私は前に進むのだと。

 そう、高らかに言うために。


 ありがとう。

 ごめんなさい。

 だから──任せてください!


 雪車町地蔵の、次回作にご期待あれ。



(本日はこれまで)

(それでは、アデュー!)

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