6月9日 豊作の枇杷

 ボンジョルノー!

 雪車町地蔵だ。


 我が家の庭には枇杷の木が植えてあるのだが、今年も豊作で困っているという話をする。


 この枇杷の木だが、いまでこそ1本だが、已然は4本あった。

 そのころはてんやわんやで、収穫して加工するだけでいちいちがつぶれていたものだ。

 1本になった今でも、それは変わらない。

 近所におすそ分けしてなお余るぐらいの実が付いてしまうのだ。


 枇杷はとても美味しい。

 ジャムにしてもみいし、お酒につけてもいいし、勿論そのまま食べてもいい。

 甘いし、冷やすと美味しさがアップする。


 とはいえ、いい加減飽きる。

 というか、飽きた。

 毎年工夫を凝らすにしても限界がある。

 だが、実はついてしまう。


 今年ももうすぐ収穫することになるが、まあ鈴成りだ。

 どうしたものかと思案した結果、やはり近所に配るしかないと思っている。

 気が向いたらゼリーにでもしよう。


 ところで、遥か昔の話なのだが、ビワとヒワで呼び分けている時代があった。

 甘くておいしいほうをビワ、栄養が足りず美味しくないほうをヒワといった具合だ。

 葉っぱまで民間療法に使うビワだが、結局美味しくないといけないというのはある。


 翻って我が家の枇杷は美味しいし、ならば旬のものに感謝して、ありがたくいただくべきだろう。

 今年も、頑張って収穫・加工したいと思う。



(黄色い果実だっけ?)

(桃みたいに皮がむけるんですよ、果肉もしっかりしてます)

(で、味は?)

(甘い。以上。それでは アデュー!)

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