6月8日 つくね軟骨問題

 ジャーシーつくねナンバーワン。

 おはようこんにちはこんばんは、雪車町地蔵だ。

 魔神セイバーはセイバーのクラスすら売り払った、これが悪魔に魂を売る所業だろう。


 さて、読者諸氏はつくねをご存じだろうか。

 鶏肉とか根菜をコネコネして焼いたりゆでたりしたあれだ。

 私はこのつくねというやつが大好きだが、そこに大いなる問題がある。

 つまり──


 軟骨を入れるかどうか問題だ。


 軟骨が入ったつくねは、それはそれでコリコリとして美味しい。

 多くのコンビニなどでは、こちらが主流だろう。


 だが、普通のつくねも、スタンダードに肉のうまみが詰まっている。

 軟骨なんて不要だぜという貫禄は、まさに王者の風。


 結論から言えば、どちらもうまいのだが、やはり好みがわかれる。

 通常、和食において触感に差異を出すときは、食材自体の味が薄いことが前提条件になってくる。

 だが、つくねは割とがっつり味付けをするし、なんならタレもかける。

 こうなると、触感よりも味わいを優先したくなる気持ちもわかる。


 逆に、軟骨のコリコリ感によって、歯触りの楽しさが増すのも事実だ。

 根菜の硬さとも違うあの独特な触感は、やはりうまいの一言だろう。


 そう、どちらも美味しいのだ。

 選べない……こんな究極の選択は選べない……至高と究極どちらか選べといっているようなものである。


 ただ、私はあえて、軟骨入りを推したいと思っている。

 というのも、私の趣味に、顎を鍛えるというものがあるからだ。

 完全に私情なのだが、固いものを食べるのが好きなので、軟骨を推したいのである。


 読者諸氏の中には、きっと異論がある方もいるだろう。

 だが、それでいいのだ。

 あれが好き、これが好き。

 こっちがいい、あっちがいいと、自分の中で完結していることを叫ぶのは、自由なのである。

 ただ、これを人に押し付けて、おまえも軟骨入りを褒めたたえよとか言い出したら、ちょっと人の道に外れてしまう。

 どうか読者諸氏も、その辺を考えてもらいたい。

 今回は以上だ。



(因みに手羽先はどこまで食べる?)

(骨が以外はすべて、軟骨も食べます)

(硬くないの?)

(だがそこがいいのです。それでは アデュー!)

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