前のエピソード――O

プリティー

・ハード

200ｃｍ　100ｋｇ

明るい赤褐色の軽合金装甲で長細い手に猫背、流線形な体つきなので人間らしく見える。

頭から首、胸に至るまでは一体化してるかのように太く、丈夫に造られている。

頭部は顎が前に出ているかのような嘴があるほかは人間に見えなくもない。

腕は長く、肘の関節だけは強化のためにごつく作られている。小指のないマニピュレーターは短め。

足は全体から見ると短く、足の指や踵が前後に広く作られている。

身体能力としてパワーとスピードは並み、関節の駆動域は狭い。

ただし下半身のパワーは高く、射撃中の安定性は抜群。

・ウェポン

ピアッシングピストル、籠手のように腕を中に通す円柱状の銃で、約30cmもの細長い銃弾がベルトリンクにより腰から供給される。装弾数800発、中のグリップを掴み、引き金を引くと上部から発射される。空気抵抗の問題で射程距離こそ短いが貫通力は高く、骨に当たらなければ人体を貫通することもある。セミオートで秒間二発ずつ。これを両腕に装着している。

・スペシャル

ポケットパイルバンカー、臍の辺りから前に展開し、最大展開70cmにもなる重金属合金製の真っ黒な杭を股間部から突き出し、突き上げる。電磁石を用いた接近戦用内部装備。下半身の力強さと合わせて一突きで車のドアに穴をあけられるほどの威力がある。両腕の連射をかいくぐり、接近戦に持ち込まれた時の切り札なのだが、あまりにも最低すぎて女性からの人気はなく、素体となるのはもっぱら男性ばかり。お下劣。

パーソナルパイク、右小指をスイッチとして嘴内部にピストル同様の細長い弾丸を飛ばす。一発のみ。