勇者キヨヒコの冒険-パンティを添えて-

こゃんおかか

第1話 パンティのシミは男のロマン

やあ!僕は佐藤清彦さとうきよひこ!勇者さ!

…え?そんな白Tジャージ姿でゴロゴロしてる勇者なんかいるかって?

いやいや、そんな事言ってもこの小説じゃ僕が勇者って設定なんだからしょうがないじゃないか

文句なら作者に言ってくれ


そんな事を何も無い空間に向かって1人で呟いてると、後から扉の開く音


「キヨヒコ〜、なんか手紙が来てたわよ」

「お、ありがとう真奈美まなみ


この子は最愛の彼女の真奈美まなみ、可愛い、とても可愛い

まあそんなことはどうでもいいとして、早速手紙を読もうじゃないか


「え〜と、なになに…」

『キヨヒコ君へ

ふははははははははは!我が名は魔王である!

キヨヒコ!貴様の彼女のぱんてーは我が預かった!!返して欲しければこの間貸した100円返してください

魔王より』


「な……なんだってーーーーーーー(棒)」

「ど、どうしたのよキヨヒコ」

「真奈美、君のぱんてーが盗まれた」

「は?」

「真奈美、君のぱんてーg」

「いや、聞こえてるから。なんであたしのパンティが盗まれるのよ」

「真奈美!パンティじゃない!ぱんてーだ!」

「どうでもいいわそんな事!!いったい誰に盗まれたのよ!」

「誰って、魔王」

「魔王って、まさか……」


“魔王”という言葉を聞いた真奈美は、思わず固唾かたずを呑むと、こう続けた


「それってまさか……あんたの幼馴染の周防昼舞すおうひるまさん?」

「そう、てかなんでいま固唾呑んだの?」

「いや、固唾呑んだんじゃなくて名前思い出せなくて間が空いただけだから」

「あ、そうなの」

「うん……じゃなくて、なんであの人が私のパンティ盗むのよ?」

「パンティじゃなk」

「しつこい!」

「oh……いや、なんでかっていうと、僕が魔王から借りた100円返さないからって」


そのとても下らない理由を聞いた途端、真奈美の顔がみるみる内に化け物のような形相に代わり、とても直視出来ない禍々しいオーラを放ち始める


「キヨヒコ……」

「うん?」

「魔王、殺しに行こっか♡」

「え」


そんなこんなで、僕達は魔王討伐…もとい真奈美のぱんてーを取り返す旅に出るのだったーーーーー



「魔王殺したらキヨヒコ、あんたも八つ裂きにするからね♡」

「え」

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