第2話 森のなかで

少しずつ森の奥へいってしまった女の子は、気付きました


森の奥へ来すぎてしまったことに


女の子は帰る道もわからず

どうしようと路頭に迷いました


キイチゴは見つかっていません


それに、迷子です


女の子は不安になり、お母さんからもらった

白い貝殻のイヤリングを小さな手でぎゅっと握りました


お母さん、どうしよう


森の中が少しずつ暗くなり始めました


そのとき、少し奥のほうから

がさがさっと音が聞こえました


女の子は

もしかしたら大人の人がいるかもしれない

と思い、喜びながら奥へ進みました


しかし、女の子の期待は恐怖に変わりました


そこには女の子の二回りも

それよりも、もっともっと大きなくまさんが立っていました


女の子は泣いてしまいました

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