第2話

~♪


LINE?だれから??

…あ、清さんか。

こんな夜中…

12:00超えてるのに一体なんの用やら。。


『今日は、エイプリルフールじゃん!そうだ!あいつら2人を幸せな嘘で騙そうぜ!』



「…幸せな嘘?」


幸せな嘘ってなんだろう。

“付き合うことになりました♡”

みたいな??


いやいや、この清さん、

そんなことするような人だっけ?

ノリがいいのは知ってるけど…。

調子に乗ってふざけてるのかな?


『え笑 幸せな嘘って何よ笑』


『んー。簡単に俺達が付き合うことになったってことで良くない?笑』



ああ、こうなるのか。


こうなるのか。


うん。。


え?え?なになになによ。

え?え?へ?

これってつまり、なんだ。


まぁ、、ね?

きっとめっちゃ仲良い女子感覚なんだろう。

意識してるのは私だけなんだろう。

だからきっと、OKしても平気なはず。

なぜなら、私は女として見られてないと思うからだ。

そうだ。きっとそうよ。


『いいんじゃない?笑』


『さっそく騙しに行こう!!』


大丈夫。

意識したって、この人は何も感じてない。

すごくいい人で、ノリのいい人で、

ぶっちゃけタイプに近い。

けど、意識しないようにしなきゃ。

のちのちバレると面倒になる。


感情を抑えるのは得意なはず。

いつもの要領で対応してれば、

いつもの元気な私になる。

楽しまなくちゃ。

せっかくのエイプリルフール

幸せな設定。

思う存分楽しもうではないか。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

嘘が真 Natsu @natsu1375

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る