乙女ゲーの主人公に転生した人間の手帳を拾ったんだがスケジュールビッシリでワロタ
@888888
手帳を拾ったゾ
俺はこの乙女ゲーのモブに転生した転生者だ!転生してからの趣味は学院での主人公達の覗き見で、今日も主人公の周辺をチラ見してたら主人公ちゃんが手帳を落としたので拾ってみたんだ!
[丸月×日]
9時00分 音楽室に行きブルー様の音楽観
賞
9時20分 レッド様にタオルを渡す
9時25分 ブラック様に挨拶
9時30分 授業開始 イエロー君に教科書を
見せてもらう
10時50分 休み時間グリーン君と会話(イエロ
ー君からはバレずに!)
11時00分 今日は体育なので怪我をしてホワ
イト先生のいる保健室へ(イエロー
君注意!)
12時30分 昼休み 今日は嫌がらせが発生す
るので対応した対処と食事
「うわぁ」
いや、うん何となく転生者なのは気付いてたけど凄いタイムスケジュールだなおい。いやぁ気づいてましたよ?全部見てないけど殆どのイベント発生させてましたし?
「凄い攻略本だなこれというか覚えてたのも凄いし実行してるのも凄いわ。」
読み進めると夏休みなんか地獄だこれ。攻略対象全員貴族だから地方あちこち回るし、魔法なんて無いから全部馬車やら馬やらの移動だし尻も地獄だなこれ。
しかもどうやらこれ学校入学から卒業までのスケジュール全部書いてある。これを実行するとか無理ですわ。いや毎日十分単位で攻略対象とやり取りするとか無理ですわー。
「これをリアルでやるとか尊敬するわマジで。」
「あったーーー!」
大声が聞こえたので頭を上げると、こちらを指差す主人公と目が合った。可憐さ0だなおい。
「そ、その手帳私の何です!返して下さい。」
「名前が書いてなかったら中身を見てしまったよ。申し訳ないね。」
このまま返すのも良いが、正直乙女ゲーを見るのも飽きて来たし一つ石を投げてみよう。
「主人公さん、質問なんだけど逆ハールートの後って攻略とかないけど大丈夫?1日六人相手して最低でも六人は子供生むことになるかもよ?」
「え?」
おお、固まった。まぁ、いきなり他の転生者が話しかけて来たのだ混乱はするだろう。
「いや、え?じゃなくてさこの日記帳のままだと逆ハーレムぽいけど、このゲーム確か卒業するまでの話しだから卒業後大変だよ?将来国を動かす人達だから君を取り合って国政傾くとか戦争とかあり得るし」
「え…いやだってゲームでしょ?これ?」
「いや、此処はゲームを元にした現実ですよ?痛みも感じるし成長するしの現実ですよ?」
あらー、やっぱりゲームだと思ってる系転生者でしたかー
「あ、学園生活は大丈夫だと思うよ?君と僕以外に転生者いないみたいだし、悪役令嬢にも転生者いないみたいだし。あ、そろそろ授業だ!じゃあね!」
さーて、一石投じたが、どうなりますかねぇ?
このままハーレム進んで将来めんどくさい壇上関係築くか、誰か一人に絞るか。あっこのゲーム好感度高いキャラ複数いて個人ルート入るとbatエンドだっけ?
いや、関係危惧した親に消されるかな?
いやー対岸の火事にガソリンばらまくのたのしわー。
乙女ゲーの主人公に転生した人間の手帳を拾ったんだがスケジュールビッシリでワロタ @888888
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ラブホライフ/桜雪
★146 エッセイ・ノンフィクション 完結済 219話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます