第17話 キーの話

 6月29日、今回はお久しぶりの理論の話。


作曲を行う上で必要な知識の一つとして「ダイアトニックコード」というものがあります。名前だけ聞くとプログラムか何かに聞こえたりしますが、これはコード進行の基本となるものです。


とりあえず「ドレミファソラシド」というスケール(音程)を使うとするとこの音をベース(ルート音)として1・3・5・7度のルールで音を重ねていきます。


※最初のドでこの1・3・5・7ルールを当てはめるとドミソシというCメジャー7というコードが出来上がります。


そしてこのドレミファソラシドの全ての音にこの1・3・5・7度のルールで音を重ねて出来た7つのコードの並びがダイアトニックコードと呼びます。(ちなみにドレミファソラシドはダイアトニックスケールと呼ばれます。)


ちなみにこのルールでできたコードを並べると下のような並びになります。


Cメジャー7 Dマイナー7 Eマイナー7 Fメジャー7 G7 Aマイナー7 Bマイナー7フラット5

※Bだけすこし特殊なコードになります。(♭5)というのがコード名の後につきます。


ここまで書くと結構複雑なことを言っているように見えますが、最初のようにやったCとかDmなどの3和音のコードにもう1音足したものですので、そこまで身構える必要はないです。


さて、ここまで説明して来たのはメジャーキーと呼ばれる比較的明るい感じに聞こえるキーです。逆に暗い感じを出したい場合はマイナーキーのマイナーダイアトニックコードを使うといいと思います。


今回はCから始まる一番シンプルなもので解説しておりますが、これが例えばDとかFから始まるキーになると混乱しやすくなるのでネットなどで一覧表などをダウンロードしておくと便利です。


というわけで今回からまた作曲理論の話になりましたが、結構このスケールだのキーだのというのは大事なんだけど覚えにくくわかりづらいので、自分の復習も兼ねて細かく区切っていろいろと解説していきたい思います。


とりあえず次回はトニック・サブドミナント・ドミナントという言葉について触れていく予定です。何も知らない人から見たら全く未知な用語だと思いますが、すごく大事なんですこれ・・・


ではまた次回に!

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