後書き
― 西暦2018年6月24日
― ボルデュック領……ではなく、作者自身の故郷に帰省中
私にとって第三作目になる「奥様は変幻自在」を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。特に応援、フォロー、レビュー、コメント下さった方々、ありがとうございます。ご意見ご感想、真摯に受け止めております。皆さまの評価、反応がとても励みになります。
第一作「この世界の何処かに」の本編では騎士道大会でリュックに負けるだけで全然活躍しなかったジェレミー。第二作「貴方の隣に立つために」に入り、王妃さまの『じぇらしーめらめら作戦』に駆り出されて、その強烈な個性を披露した彼、当初私の頭の中ではそのまま当て馬として人生を終える? はずだったのです。
それでもやっぱりコイツ面白いから是非再利用したいなと思い始めました。その当時は「隣」の話は中盤くらいまで連載していました。早速相手役を
一旦アナの像が出来上がると後はすらすらと話が思い浮かんできました。ということで彼女が前作の「隣」に特別友情出演する運びとなったわけです。さて実際本格的に書き始めてみると……婚約までにひと騒動、あれよあれよと結婚は決まったものの二人の距離は近付くどころか余計すれ違うし、これも全てジェレミーの目が節穴なせいで……やたら長くなってしまいました。
前作の後書きで、『アメリとリュックは非常に世話の焼けるカップル』と私は言いましたが、なんのなんのアナとジェレミーはあの二人を超えて時々頭を抱えたくなるくらい、じれじれカップルでした。
この後、恒例のおまけとして番外編を何編かと『主要でない登場人物紹介』を載せます。何だかこの作品は番外編のネタがうなるほど湧いてくるのです。それくらい思い入れがある作品となりました。毎話の最後、ひとことを書くのも楽しかったです。ということでもう少しこの作品は連載中のまま、番外編を続けていきます。よろしかったらお付き合い下さい。番外編がひと段落ついたところで次作の連載を始めようと思っています。
王国シリーズ、この世代の話は次作で一応は完結させる予定です。気になる次作の主人公は……皆さん大変お待たせいたしました! 打って変わって頭脳明晰、冷静沈着、品行方正なアントワーヌ君なのです! 前三作の主要登場人物もほぼ続投です。最初から読んで下さっていてお気付きの方々もいらっしゃるかもしれませんが、次作では全ての謎、不明な点が解き明かされます。引き続きそちらもお読みいただけたら幸いです。
合間 妹子
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