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2019年5月21日 07:44
愛称には男女それぞれに由来する名前があるようです。 このような愛称の付け方は、日本ではあまりなじみがないので、気付きにくいですね。 言われてみれば、のりちゃんと言っても、典高君と、法子さんとが近くにいた場合、どちらなのか難しいです。 それに、ニッキーは男性、というより男の子由来の愛称だったでしょうか? 確か、アナさんの亡くなった母親が使っていた呼び方だったように記憶しております。母親しか使わなかったみたいな? なので、一般的には、男性と思い、女性と気付きにくい愛称だったかも知れません。 愛称からくる男女の連想という、作品における一般常識を逆手に取った、うまい手法だったと思いました。 いいところに目を付けられたと思いました。 フランシスさんは、なかなか機転の利く人のようでした。 すでに、知っていると思っていたのに、知らないと気付くや、アナさんの約束を守り、口を割りませんでした。 そこは偉いです! ただ、男装していたのに、彼女とは、口が滑ってしまいましたね。 ジェレミーさんにヒントを与えました。 こういう所は、書いていて、きっと楽しいことでしょう。 私も、前提がドドーンとひっくり返るような場面は、書いていて楽しいです。 ただ、ジェレミーさんはアナさんを追い出して、セバスチャンさんに叱られたにもかかわず、別の女性ニッキーさんのためにフランシスさんを訪ねたようでした。 すぐにいなくなったアナさんについて、落胆してはいなかったようです。 契約破棄を言い渡したところで、踏ん切りがついていたのでしょう。 また、セバスチャンさんに離縁と言わずに喧嘩と言ったところにも、気持ちを軽くした要因があったかも知れません。 なんにせよ、ジェレミーさんの心の中からは、アナさんを追い出してしまっていたように思いました。 そこへきて、「ニッキーさん=アナさん」のどんでん返しです。 ジェレミーさんの心やいかに? 私のような楽観主義者ですと、最後の台詞を言うジェレミーさんの口には、笑みがこぼれていたと思ってしまいます。 さあ、物語ではどうでしょうか? 目立たないですが、ゴダン家の方々はいい方たちです。あれやこれや言ってきませんでした。 ただ、不審に思った弟のテオドールさんは、いつ、ゴダン家の方たちの前で、不満を爆発させるか分かりません。 早くジェレミーさんが迎えに来て欲しいものです。 最後に、ちょっとした事で申し訳ありません。 もしかしたら、国語力の低い私の方が間違っているのかも知れませんが、『昨夜とりあえずゴダン家に戻り』は『昨夜は、とりあえずゴダン家に戻り』ではないでしょうか? 「、」が入るかは別として、「は」が入るように感じました。 細かいことですいません。
作者からの返信
はい、今回は亜逢さまの小説での超肝回ということになります。なんと、四十六話目にしてやっと「ニッキーの正体見たり古女房」です。アナもまだまだ新婚で古女房ではないですが…… この話を書き始める時にアナの名前を決めるまで結構時間をかけました。男女共用の名前で、しかも男とも女ともとれる愛称があって、それもすぐに正体がバレるのでは駄目だから……複合名前(日本語では正式にどう言うのかは知りませんが、ジャン=クロードのような名前のことですね)にしようと…… ここで長々と語らせていただきますと、ニッキーはすぐに決まりました。どちらかと言うと男の子ニコラやニコラスの愛称で、でも女の子ニコルでもイケます。そして、もう一つの名前と重ねて言いやすい名前でないといけないので最初はアン=ニコル(Anne-Nicole)を考えていたのです。アルファベットで書くと良いのですが、カタカナでさん付けにするとアンさん……なんかオッサンくさい……アンは泣く泣く諦めました。カタカナ表記はアンヌでも良かったのですが、それだとアナの方がすっきりしていてより私好みと言うことで、アナ=ニコルが誕生したのです。 ニッキーという愛称でアナのことを呼んでいたのは母親と祖母だけです。この祖母からアナはピアノを教わったのですね。 従兄のフランシス君は口の堅い、約束をきちんと守る人ですね。機転も利きます。ジェレミーに壁ドンされそうになって恐怖?で思わず『彼女』と口を滑らせてしまいました。本人は気付いていません。 良かったですね、そのお陰でやっと四十六話目にしてジェレミーはニッキーを見つけることができました。 ジェレミーのアナに対する感情や契約破棄すなわち離縁を言い渡すことになった理由はそのうち明らかにされます。彼なりに誠意を示したかったのです、と今の時点では申し上げておきます。 ジェレミーは最後に「アナの奴、よくも今まで! ただじゃおかないからな!」と吐いています。亜逢さまは彼は笑みをこぼしながらこの台詞を言ったとお思いですか。ある読者の方はジェレミーが怒り狂ってる!とアナの心配をして下さっておりました。さて、次回はどうなるでしょうか? アナの王都での実家、ゴダン家の伯父さまと伯母さまはとても良い方です。弟のテオドール君はどう思っているでしょうか?やっぱり出戻ってきた、もうルクレール家には帰るな!とでも息巻いているかもしれませんね。 『昨夜とりあえずゴダン家に戻り』の部分は『は』を入れました。自分的にはなくてもいいような気がしてそう書いたのですが、あった方が確かにいいですね。ご指摘ありがとうございます。
2018年6月17日 01:45
ジェレミー、よ―――やく気づきましたか。 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \遅いよ。もう離縁しちゃったよ。アナ出て行っちゃったよ。よし、シャルボンに慰めてもらうと良いよ。いればの話ですけど。
無月さま、ジェレバ会(ジェレミーを馬鹿呼ばわりしちゃおう会)の会員総出で指差して「バーカ、バーカ!」と知らしめましょう!アナは出て行ったし、このままではシャルボンももう来ないでしょうねえ、きっと。
2018年6月17日 00:11
よかったです!おそい!でもよくやりました!!!
あるひさま、大変ご心配をおかけしました。とりあえずやっと気付いたジェレミー「だだじゃおかないからな!」なんて偉そうなことをぬかしておりますが、アナに土下座でもして謝って欲しいくらいです。
2018年6月16日 19:40
ジェレミー様、ようやく! ようやく!遅すぎますよ、ほんとにもう!(≧▽≦)
綾束さま、うちのジェレミーが大変お騒がせしております。やっと気付いた彼ですが、アナをちゃんとルクレール家に連れ戻せるでしょうか?連れ戻せないとセバスチャンが多分敷居をまたがせてくれないでしょう……
愛称には男女それぞれに由来する名前があるようです。
このような愛称の付け方は、日本ではあまりなじみがないので、気付きにくいですね。
言われてみれば、のりちゃんと言っても、典高君と、法子さんとが近くにいた場合、どちらなのか難しいです。
それに、ニッキーは男性、というより男の子由来の愛称だったでしょうか? 確か、アナさんの亡くなった母親が使っていた呼び方だったように記憶しております。母親しか使わなかったみたいな?
なので、一般的には、男性と思い、女性と気付きにくい愛称だったかも知れません。
愛称からくる男女の連想という、作品における一般常識を逆手に取った、うまい手法だったと思いました。
いいところに目を付けられたと思いました。
フランシスさんは、なかなか機転の利く人のようでした。
すでに、知っていると思っていたのに、知らないと気付くや、アナさんの約束を守り、口を割りませんでした。
そこは偉いです!
ただ、男装していたのに、彼女とは、口が滑ってしまいましたね。
ジェレミーさんにヒントを与えました。
こういう所は、書いていて、きっと楽しいことでしょう。
私も、前提がドドーンとひっくり返るような場面は、書いていて楽しいです。
ただ、ジェレミーさんはアナさんを追い出して、セバスチャンさんに叱られたにもかかわず、別の女性ニッキーさんのためにフランシスさんを訪ねたようでした。
すぐにいなくなったアナさんについて、落胆してはいなかったようです。
契約破棄を言い渡したところで、踏ん切りがついていたのでしょう。
また、セバスチャンさんに離縁と言わずに喧嘩と言ったところにも、気持ちを軽くした要因があったかも知れません。
なんにせよ、ジェレミーさんの心の中からは、アナさんを追い出してしまっていたように思いました。
そこへきて、「ニッキーさん=アナさん」のどんでん返しです。
ジェレミーさんの心やいかに?
私のような楽観主義者ですと、最後の台詞を言うジェレミーさんの口には、笑みがこぼれていたと思ってしまいます。
さあ、物語ではどうでしょうか?
目立たないですが、ゴダン家の方々はいい方たちです。あれやこれや言ってきませんでした。
ただ、不審に思った弟のテオドールさんは、いつ、ゴダン家の方たちの前で、不満を爆発させるか分かりません。
早くジェレミーさんが迎えに来て欲しいものです。
最後に、ちょっとした事で申し訳ありません。
もしかしたら、国語力の低い私の方が間違っているのかも知れませんが、『昨夜とりあえずゴダン家に戻り』は『昨夜は、とりあえずゴダン家に戻り』ではないでしょうか?
「、」が入るかは別として、「は」が入るように感じました。
細かいことですいません。
作者からの返信
はい、今回は亜逢さまの小説での超肝回ということになります。なんと、四十六話目にしてやっと「ニッキーの正体見たり古女房」です。アナもまだまだ新婚で古女房ではないですが……
この話を書き始める時にアナの名前を決めるまで結構時間をかけました。男女共用の名前で、しかも男とも女ともとれる愛称があって、それもすぐに正体がバレるのでは駄目だから……複合名前(日本語では正式にどう言うのかは知りませんが、ジャン=クロードのような名前のことですね)にしようと……
ここで長々と語らせていただきますと、ニッキーはすぐに決まりました。どちらかと言うと男の子ニコラやニコラスの愛称で、でも女の子ニコルでもイケます。そして、もう一つの名前と重ねて言いやすい名前でないといけないので最初はアン=ニコル(Anne-Nicole)を考えていたのです。アルファベットで書くと良いのですが、カタカナでさん付けにするとアンさん……なんかオッサンくさい……アンは泣く泣く諦めました。カタカナ表記はアンヌでも良かったのですが、それだとアナの方がすっきりしていてより私好みと言うことで、アナ=ニコルが誕生したのです。
ニッキーという愛称でアナのことを呼んでいたのは母親と祖母だけです。この祖母からアナはピアノを教わったのですね。
従兄のフランシス君は口の堅い、約束をきちんと守る人ですね。機転も利きます。ジェレミーに壁ドンされそうになって恐怖?で思わず『彼女』と口を滑らせてしまいました。本人は気付いていません。
良かったですね、そのお陰でやっと四十六話目にしてジェレミーはニッキーを見つけることができました。
ジェレミーのアナに対する感情や契約破棄すなわち離縁を言い渡すことになった理由はそのうち明らかにされます。彼なりに誠意を示したかったのです、と今の時点では申し上げておきます。
ジェレミーは最後に「アナの奴、よくも今まで! ただじゃおかないからな!」と吐いています。亜逢さまは彼は笑みをこぼしながらこの台詞を言ったとお思いですか。ある読者の方はジェレミーが怒り狂ってる!とアナの心配をして下さっておりました。さて、次回はどうなるでしょうか?
アナの王都での実家、ゴダン家の伯父さまと伯母さまはとても良い方です。弟のテオドール君はどう思っているでしょうか?やっぱり出戻ってきた、もうルクレール家には帰るな!とでも息巻いているかもしれませんね。
『昨夜とりあえずゴダン家に戻り』の部分は『は』を入れました。自分的にはなくてもいいような気がしてそう書いたのですが、あった方が確かにいいですね。ご指摘ありがとうございます。