応援コメント

第四十条 取引」への応援コメント

  •  やはりと思いつつも、遅過ぎた調査依頼(頼み事)ですね。

     我慢していたけど、我慢しきれなくなったのか?
     それとも、別の理由なのか? シャルボンさんとか?

     依頼のきっかけは、残念ながら分かりませんでした。

     調査依頼に惑わされそうでしたが、依頼のやり取りの中で3点気付きました。

     1.『お兄様』とアントワーヌさんがジェレミーさんを呼んでいた点。
     2.いきなりアントワーヌさんが現れた点。
     3.アントワーヌさんには思い人がいる点。

     1のお兄様は、手紙の偉そうな態度の裏付けになりました。血縁者? に相当する親密な関係なのでしょう。詳しいことは、後々明らかになりそうですので、その機会を待ちましょう。

     2は、アントワーヌさんも変幻の術を使えるのではないでしょうか? もしくは、透明になる術とか? ドウジュさんも同様のようです。こういう人たちは敵に回したくないですね。

     3の思い人は、姿絵が出てきたところから、ビアンカさんでしょうか? 2枚描かれていたような? 彼女くらいしか姿絵を思い出せませんでしたし、会ったエピソードもありましたので……。深く考えておりません。それだけの理由です。

     読み手といたしまして、これだけの想像がめぐりました。

     こんな風に、情報を小出しにして、読み手に考えるきっかけを与えるというのは、私の苦手とする手法なので勉強になりました。ありがとうございます。


     また、このアントワーヌさんは何食わぬ顔をして、ジェレミーさんの依頼を受けて、情報を小出しにして、結局見つけられないと結論付けた挙句、まんまと姿絵をゲットしています。
     まあ、仕方ないと言えば仕方ないのですが、したたかな性格が出ていたと思いました。


     そして、ジェレミーさんのニッキーさんへの認識が明らかになりました。 
     やはり、女性と気付いていたようです。読み手としては、大きな収穫でした。

     でも、どの時点で気付いていたのかは、不明ですね。

     読み手として、すぐじゃないような感覚があります。すると、始めは女性としてではなく人間として、アナさん、いえ、ニッキーさんに惹かれたのかな? と思いました。

     これって、これからの深い関係を予感させます。
     読み手が期待するところです。


     最後に、飲み屋の女将のイザベルさんは、口の堅い人物のようです。前からそう思っていましたが、改めて信用できる人物に写りました。
     きっと、長く商売を続けていけることでしょう。



    作者からの返信

     どうして今更ジェレミーはアントワーヌに調査を頼むことにしたのでしょうか? それはアントワーヌ君に対していつも偉そうな口をきいている彼ですから中々言い出せなかったのが理由の一つです。

     それに何故調査を依頼するのをアントワーヌ君に? ドウジュの存在をジェレミーは知っているのか? 謎が多いですね、この回は。アントワーヌ君自身に謎が多いのですからしょうがありません。

     亜逢さまの三つの疑問点については今の時点ではどれにもはっきりとお答えできません。

    1.アントワーヌ君がジェレミーを何故お兄様と呼ぶのか? ジェレミーはそれを嫌がっていますね。どうしてでしょうか?

    2.アントワーヌ君は約束の部屋にいきなり現れました。窓から入ってきたようです。しかも気配を消してです。騎士のジェレミーでも気配を察知できませんでした。これは少し説明できます。ドウジュならこんなことは可能ですね。アントワーヌもドウジュのようにニンジャごっこ?が出来るのかもしれません。

    3.アントワーヌ君には想い人がいます。以前「第二十三条 用心」でもアナに少し漏らしていましたね。彼女と結ばれて娘が生まれたらお姫様と呼ぶ、と言って切ない表情をしていました。第一作「世界」の姿絵のエピソードから、亜逢さまはもしかしてビアンカさん?とお考えになったようです。ずっと前にお読みになった作品の細かい内容まで覚えていてくださって嬉しいです。ジェレミーはアントワーヌに想い人が居て、その恋がまだ叶っていないことも知っています。その上、ジェレミーは彼女の姿絵や昔身に付けていた×××や○○を手に入れることができる立場のようです。これは大きなヒントです。ビアンカではないことは確かです。ジェレミーが彼女の姿絵や×××や○○に手をかけるだけでも夫のクロード副総裁の黒雷でやられてしまうでしょうからね!

     疑問が明らかになるのはこの作品の結末ではないのです。実は次作の「開かぬ蕾に積もる雪」で全てが繋がります。よろしかったら気長にそちらに入るまでお待ちください。

     アントワーヌ君はニッキーとアナに義理立てして、ジェレミーには何も言いません。したたかに姿絵は手に入れましたが、成功報酬の×××や○○は諦めざるを得ませんでした。非常に残念ですね、若。

     ジェレミーがニッキーの性別についていつ女の子だと分かったのか、などはそのうち彼自身が説明します。でも最初は男の子だと思って好きになったみたい?ですよ。

     飲み屋の女将イザベルさんは口の堅い信頼できる人です。飲み屋なんて経営していると色々な人生を目にしていますからね。もう一人、口の堅い人がいます。アナの従兄フランシス君です。飲み屋の仕事を紹介してくれた彼はアナ=ニッキーを知るもう一人の人物なのですよね。

    編集済
  • アントワーヌ君姿絵だけきっちりもらう腹黒さよ。

    作者からの返信

    本当は成功報酬も喉から手が出るほど欲しかった彼です!

  • ジェレミー、ニッキーが女性だって気づいていたのですね。だけど残念、もうちょっと想像力を働かせていればすぐそばにいるって分かったのに。
    そしてアントワーヌはもう真相にたどり着いているのですね。だけどこれはとても言えませんね。もう少し泳がせておいた方が面白いですし( ̄▽ ̄)

    作者からの返信

    ジェレミーはニッキーは多分女だと思う、と言っていますが……

    アントワーヌ君はもうずいぶん前に分かっています。アナが婚約中にマチルダに狙われていた頃、ドウジュ君が見張っていましたからね。ドウジュ君はあの家にニッキーがジェレミーに送られていたところも何度か目撃しています。