大事なお姉さんが顔に怪我をしてしまって、テオ君は気が気じゃないでしょうね。けど離縁は…離縁はちょっと待って!
確かにアナは怪我をして全然幸せそうで無くていろんな女から意地悪されたり陰口を叩かれたりされてるけど、それでも……テオ君が心配する気持ちも分かりますね。
けどセバスチャンを始めとする屋敷の方々、学院の同級生とは打ち解けていますから、悪い事ばかりじゃありませんよ。最近はジェレミーも心を許してきましたし(黒猫の姿の時ですけど)
作者からの返信
テオ君はいきなり婚約が決まった時からずっと不審に思っていましたもんね。それにしてもジェレミーさま、DV夫として疑われていますよ!
アナはこれから少しずつ学院のお友達も出来て、作者自身
安心しています。
編集済
伝わっているんですね。
結婚しても幸せそうじゃない。
仲のよい弟なら、すぐに新婚なのに幸せでないと気付くのでしょう。
そこへ顔に痣、そこから想像できるのは、夫の暴力。
いい家族なだけに、真実を言えないのは苦しいですね。
今は言いくるめられても、もう一度何か言えないような怪我を見せたら、今度こそ、家に乗り込んでくることでしょう。
テオドールさんにとっては、危険信号のランクが1つか2つ上がったことでしょう。
思わぬ所で思わぬことを言い出してしまいそうで、ちょっと心配です。
一晩経っても目が開かないくらいの腫れは、思ったより重傷だったのかも知れません。
あの友人の妻は、猫相手に本気を出していたようです。
アナ猫さんが脅威を与えてた証です。
勇士の証だったのです。そこは誇っていいですよね。
さっそく、ビアンカさんが来訪してくれました。
1回で、即完治なんて、ビアンカさんの治癒魔法は、半端ないです。
力の程が知れるというものです。
クロードさんは、相変わらずのように感じました。
痣をビアンカさんに伝えるだけで、連れて行こうとは思わなかったようです。
やはり、他の女性には関心が薄いようですね。でも、伝えるだけでも、前進なのかも知れません。
怪我の功名、まさに、言葉の通りでした。
クラスメイト達との距離が縮まりました。
彼らは若いですから、夫の暴力という発想は起こらなかったようです。
純粋さを感じました。
素直な若さ、うらやましいです。
忘れてました。追記です。
セバスチャンさんの『あの鈍チン』は、ギャップ萌えでよかったです。
一度口に出しちゃうと面白そうですね。
作者からの返信
アナの弟テオドール君は婚約時からアナとジェレミーの仲を疑っていましたから無理もありませんね。アナにしてみても真実を告げるわけにもいきませんから少々困っています。テオドール君もとりあえずルクレール家に乗り込んでくることだけは思いとどまってくれたようです。
アナの名誉の負傷ですが、あちらこちらで波紋を呼んでいますね。それもジェレミー以外の人々に。
ビアンカの治癒魔法は軽い怪我ならすぐに治せます。クロードもアナだけ特別扱いするのもどうかと思ったのではないでしょうか。それでも後でビアンカに報告しています。とにかく傷が治って良かったです。
怪我をしたことで、級友たちと話すことが出来てアナの気持ちは少々上昇しました。彼らは編入してきた時点で既に結婚していたアナしか知りません。彼女が怪我をしていても夫の暴力などという発想に至るほど仲が良いわけでもありませんね。
セバスチャンは主人に対して好き勝手なことを言います。ジェレミーに対してもかなりの辛口です。