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2019年3月27日 08:53
初っ端(しょっぱな)からすいません。 冒頭の『アナはジェレミーにお礼を述べた』に、あれ? と思いました。 少々違和感を感じました。 『お』を外して『礼を述べた』、または『お礼を言った』ではないでしょうか? あー、でも、大丈夫と言えば、大丈夫かなぁ~? うーん……。 私の国語力不足のため、不安定ですいません。 ジェレミーさんは、突然の訪問にアナさんたちが慌てる様子が面白く、そして、新鮮だったように思いました。 自己の日常からかけ離れた初めて見る他人? の生活、さぞ新鮮で面白かったことでしょう。 私も現実において、そういう場面は、興味深く見させてもらったりします。 『既視感』。 さすがのジェレミーさんでも、アナさんとニッキーさんが、まだ結びついていません。 そうですよね。性別が違うと思っているし、侯爵家のお嬢様と飲み屋のピアノ弾きなんて違い過ぎますよね。 そう思い返しますと、なかなかうまい設定だったのだと、改めて私の中で作品の評価が上がりました。うーん、やっぱ、素晴らしい! ジェレミーさんは渋々、買い物に付き合わされてしまいました。 契約結婚を承諾した時には、思いもよらない展開だったのではないかと思いました。 『母親がうるさく言わなくなると思ったが、買い物に同行なんて、とんだ誤算だった』との声が聞こえてきそうでした。 しかし、『たまには仲の良いふりもしないと』とあるので、ジェレミーさんもその誤算を飲み込んでいるように思いました。 ただ、そうは言っていましたが、私は彼の受け入れる行動に、潔(いさぎよ)い男らしさを感じました。 カッコいい男性です。 天然石の色が、瞳の色だから気に入る……。 女性的でロマンチックに感じました。 こういう感覚は、大切にしたいものですね。 経済的にはおんぶに抱っこの状況に、どうしようもないアナさん。 その不甲斐ない思いを苦(にが)く感じました。 でも、やっぱ、金銭面としては、どうしようもないんですよね。 そのもどかしさが、読み手としては面白いです。 ラストのジェレミーさんの否定形を使った受け答え。 そういう人っていますよね。 空気を悪くする場合もありますが、ここでは、あまりそう感じませんでした。 合間妹子様の技量であると思いますし、ジェレミーさんを見ていると、そういうところも、彼らしいいいキャラのように感じてきます。 うまい締めくくりだったと思いました。 最後にすいません。『アナはもう一度手にした首飾りを愛で、自分でつけた』と、ありましたが、私の読む技量が不足しているためか、『愛で』と言うところが、よく分かりませんでした。 ご教授いただければ幸いです。
作者からの返信
前回のコメントの方にもお返事しています。少々遅くなりました。 亜逢さまのおっしゃるとおりかもしれません。『礼を述べた』に訂正しておきました。ありがとうございました。三人称視点(神視点とも言うのでしょうか)なので地の文では敬語を使う必要はないのですよね。この作品は私の三作目で、書いた当時はまだまだ慣れていなかったこともあってまだまだ模索中だったのです。 ところで敬語については色々と悩みます。ある番外編で結婚後のアナが王妃と話す場面があるのですね、そこでアナはジェレミーについて語る時に尊敬語を使います。例「ジェレミーさまが〇〇なさって」ジェレミーは自分の主人ですが、王妃にとっては弟なので尊敬語だろうと私は思いました。その後今度はアナが国王と王妃の二人の前でジェレミーの話をする時、これにはちょっと悩みました。国王の前ではやはり彼の義理の弟にあたるとはいえ、自分の夫のことは謙譲語ではないだろうか……と。例「主人が〇〇と申しました」 日本語って難しいですね。 まあジェレミーも別に自分より身分が低い人や裕福でない人を差別するような人間ではないようですからね。(何しろ飲み屋のピアノ弾きにご執心ですし……)アナの実家の事情も知っていたことですし、その辺りは理解があるのではないでしょうか。アナや侍女が慌てる様子や、アナパパの空気読めない発言は彼にとっては面白かったのでしょう。 アナのはにかんだ笑顔を見て、ジェレミーは再び妙な既視感を覚えます。それにしても飲み屋の女将イザベルさんはニッキーの正体をすぐに見破りました。流石、飲み屋で色んな人間を見ている彼女です。なかなか気付かないジェレミーとは違いますね。 この話の大まかなあらすじについてはずっと長いこと温めてきたのです。それでも王国シリーズに入れることは考えていなかったのですが、結局はこんな形でカクヨム上で発表ということになりました。その上今のところ私の公開作品の中でも人気作です。私自身もお気に入り作品です。 母親のテレーズさんや執事のセバスチャン氏に対しては強く出られないジェレミーです。ですから彼らにアナを迎えに行けと屋敷を追い出され、母親がアナと買い物に行く、と行ったらもちろん同行させられますしね……家族に振り回されるのは今に始まったことではないのでしょう。アナはテレーズやセバスチャンを既にしっかり味方につけています。肝心の将来の夫はともかく、婚家の皆さんとはうまくやっていけているアナでした。 さて、私はアナがお店で首飾りを目に留める場面が大好きです。二人の瞳の色の石、しかも形はハートという、そして作者はなんとアナパパ! その上ジェレミーママはお店のウインドウに張り付いている! これはもうジェレミーも買うしかないですねぇ。 「アナはもう一度手にした首飾りを愛で、自分でつけた」の部分ですが「愛(め)でる」という動詞です。確かに一見読みにくいですね。本文には振り仮名を振っておきました。ご指摘ありがとうございます。
2018年5月16日 01:19
ジェレミーママ、ナイスアシスト。本人が動かない分、周りが盛り上げていますね。ジェレミーがアナとニッキーは同一人物だと気づくのはまだ先になりそうですね。その時いったいどんな顔をするのか、今から楽しみです。
ジェレミーママと執事のセバスチャンは二人をよりくっつけようと張り切っていますね。ジェレミーさまがニッキーの正体に気付くのはいつになることやら。。。
2018年5月15日 18:40
すれ違いを巧く書くのって、難しいですよね(><)私の場合、神の視点ではなく、ヒロイン、ヒーロー、それぞれの視点て書くことが多いので、困ってしまいます。
そうですね、何でもお見通しの方が語り手だと話はより簡単ですね。さてこの二人、果てしなくすれ違っています。ボルデュック領も進学も順調そうですが、アナの恋の行方は、、、???
初っ端(しょっぱな)からすいません。
冒頭の『アナはジェレミーにお礼を述べた』に、あれ? と思いました。
少々違和感を感じました。
『お』を外して『礼を述べた』、または『お礼を言った』ではないでしょうか?
あー、でも、大丈夫と言えば、大丈夫かなぁ~? うーん……。
私の国語力不足のため、不安定ですいません。
ジェレミーさんは、突然の訪問にアナさんたちが慌てる様子が面白く、そして、新鮮だったように思いました。
自己の日常からかけ離れた初めて見る他人? の生活、さぞ新鮮で面白かったことでしょう。
私も現実において、そういう場面は、興味深く見させてもらったりします。
『既視感』。
さすがのジェレミーさんでも、アナさんとニッキーさんが、まだ結びついていません。
そうですよね。性別が違うと思っているし、侯爵家のお嬢様と飲み屋のピアノ弾きなんて違い過ぎますよね。
そう思い返しますと、なかなかうまい設定だったのだと、改めて私の中で作品の評価が上がりました。うーん、やっぱ、素晴らしい!
ジェレミーさんは渋々、買い物に付き合わされてしまいました。
契約結婚を承諾した時には、思いもよらない展開だったのではないかと思いました。
『母親がうるさく言わなくなると思ったが、買い物に同行なんて、とんだ誤算だった』との声が聞こえてきそうでした。
しかし、『たまには仲の良いふりもしないと』とあるので、ジェレミーさんもその誤算を飲み込んでいるように思いました。
ただ、そうは言っていましたが、私は彼の受け入れる行動に、潔(いさぎよ)い男らしさを感じました。
カッコいい男性です。
天然石の色が、瞳の色だから気に入る……。
女性的でロマンチックに感じました。
こういう感覚は、大切にしたいものですね。
経済的にはおんぶに抱っこの状況に、どうしようもないアナさん。
その不甲斐ない思いを苦(にが)く感じました。
でも、やっぱ、金銭面としては、どうしようもないんですよね。
そのもどかしさが、読み手としては面白いです。
ラストのジェレミーさんの否定形を使った受け答え。
そういう人っていますよね。
空気を悪くする場合もありますが、ここでは、あまりそう感じませんでした。
合間妹子様の技量であると思いますし、ジェレミーさんを見ていると、そういうところも、彼らしいいいキャラのように感じてきます。
うまい締めくくりだったと思いました。
最後にすいません。『アナはもう一度手にした首飾りを愛で、自分でつけた』と、ありましたが、私の読む技量が不足しているためか、『愛で』と言うところが、よく分かりませんでした。
ご教授いただければ幸いです。
作者からの返信
前回のコメントの方にもお返事しています。少々遅くなりました。
亜逢さまのおっしゃるとおりかもしれません。『礼を述べた』に訂正しておきました。ありがとうございました。三人称視点(神視点とも言うのでしょうか)なので地の文では敬語を使う必要はないのですよね。この作品は私の三作目で、書いた当時はまだまだ慣れていなかったこともあってまだまだ模索中だったのです。
ところで敬語については色々と悩みます。ある番外編で結婚後のアナが王妃と話す場面があるのですね、そこでアナはジェレミーについて語る時に尊敬語を使います。例「ジェレミーさまが〇〇なさって」ジェレミーは自分の主人ですが、王妃にとっては弟なので尊敬語だろうと私は思いました。その後今度はアナが国王と王妃の二人の前でジェレミーの話をする時、これにはちょっと悩みました。国王の前ではやはり彼の義理の弟にあたるとはいえ、自分の夫のことは謙譲語ではないだろうか……と。例「主人が〇〇と申しました」 日本語って難しいですね。
まあジェレミーも別に自分より身分が低い人や裕福でない人を差別するような人間ではないようですからね。(何しろ飲み屋のピアノ弾きにご執心ですし……)アナの実家の事情も知っていたことですし、その辺りは理解があるのではないでしょうか。アナや侍女が慌てる様子や、アナパパの空気読めない発言は彼にとっては面白かったのでしょう。
アナのはにかんだ笑顔を見て、ジェレミーは再び妙な既視感を覚えます。それにしても飲み屋の女将イザベルさんはニッキーの正体をすぐに見破りました。流石、飲み屋で色んな人間を見ている彼女です。なかなか気付かないジェレミーとは違いますね。
この話の大まかなあらすじについてはずっと長いこと温めてきたのです。それでも王国シリーズに入れることは考えていなかったのですが、結局はこんな形でカクヨム上で発表ということになりました。その上今のところ私の公開作品の中でも人気作です。私自身もお気に入り作品です。
母親のテレーズさんや執事のセバスチャン氏に対しては強く出られないジェレミーです。ですから彼らにアナを迎えに行けと屋敷を追い出され、母親がアナと買い物に行く、と行ったらもちろん同行させられますしね……家族に振り回されるのは今に始まったことではないのでしょう。アナはテレーズやセバスチャンを既にしっかり味方につけています。肝心の将来の夫はともかく、婚家の皆さんとはうまくやっていけているアナでした。
さて、私はアナがお店で首飾りを目に留める場面が大好きです。二人の瞳の色の石、しかも形はハートという、そして作者はなんとアナパパ! その上ジェレミーママはお店のウインドウに張り付いている! これはもうジェレミーも買うしかないですねぇ。
「アナはもう一度手にした首飾りを愛で、自分でつけた」の部分ですが「愛(め)でる」という動詞です。確かに一見読みにくいですね。本文には振り仮名を振っておきました。ご指摘ありがとうございます。