応援コメント

第十三条 迎え」への応援コメント

  •  こういうピンチって、メッチャいいです!

     主人公のピンチは読み手にとっては、ぞくぞくするような高揚感を与えてくれるものなんです。

     いつもよりも速いペースで読んでいました。

     アナさんは好きな男性に、はしたない姿を見られて恥ずかしくてたまらなかったことでしょう。
     しかも、侍女と一緒に洗濯なんて、侯爵家のお嬢様とは、まるで反対側です。

     それだけではなく、お父さんのこと、昼食のこと、ひいては中がガランとした屋敷のこと、などなど、ピンチの連続でした。

     そんな慌ててしまいそうな状態でも、アナさんは1つ1つマリアさんに指示を出して、なかなかの非常事態対応能力を見せてくれました。

     頼もしかったです!


     ジェレミーさんも辛口な批評を連ねるかと冷や冷やしましたが、それは始めだけで、アナさんの姿を見てからは、紳士的に見守っているように思いました。

     お父さんと話している場面も、アナさんの心配が覆(くつがえ)され、ジェレミーさんの環境対応能力の一端をうかがえました。

     ジェレミーさんは、男としての許容範囲が広い!

     そのように感じられ、私といたしましては好感度が上がりました。


     また、お父さんのバサボサ頭も、芸術家らしいキャラが出ていて良かったと思いました。




     えっと……今回、1つ、気にかかったところがありました。

     アナさんがジェレミーさんと気づき、振り向く場面です。

     ジェレミーさんの名前を出すタイミングは難しかったことと思います。

     読み手といたしましては、ジェレミーさんと気づいた時の、アナさんが飛ばし出す一番のインパクトを求めていました。

     うーん、少し弱かったかな? と思ってしまいました。
     この箇所は難しく、表現に悩まれたように感じました。

     私も少々考えてみましたが、声の主がジェレミーさんと読み手に明かすタイミングは、思いのほか難しいことと痛感いたしました。



    作者からの返信

     ジェレミーさま突然のお宅訪問の巻でした。私も好きなのですよ、この場面。本当は予定の時間よりも早く着きすぎるのは無礼ですね。しかもアナは御者だけでジェレミー自身が来るとは思ってもいなかったし、ジェレミー自身も行く気はなかったのに執事のセバスチャンと母親のテレーズさんに無理矢理派遣されて来ました。

     アナは大慌てです。心の中で舌打ちをしながら何とか臨機応変に対処していきます。

     ジェレミーも最初は不用心だと責めていましたが、急に押し掛けた自分も良くないと分かっているし、アナの実家の事情は知っているので、その後は台詞はほとんどありません。実はドタバタ焦っているアナ達を面白がっているのですよ、彼。

     一応ジェレミーも形だけの婚約とは言え、婚約者の家族には礼儀を持って接しているようです。それにはアナもほっとしています。家族は契約のことは知りませんしね。

     アナパパは娘の婚約者が来た、ということで急いで身なりを整えたようですが、これが彼の限界だったのでしょう。とりあえず見られる格好で出てきて良かったです。でないと後でアナに大目玉をくらったことでしょう。

     突然の訪問者が誰だか、アナは声だけで分かりました。私自身はこの展開で、この話し方でこのアナの反応だから読者の方々にもアナとほとんど同時に誰だか分かるだろうと考えておりました。もう少し読み返して考えてみます。中々細かいご指摘をありがとうございました。

  • 『突撃、ボルデュック家の昼ご飯』ですね。
    果たしてこのピンチをどう乗り切るのでしょうか?

    作者からの返信

    次回、無月さまのところのシンデレラさんを友情出演させて頂けますか?彼女ならボルデュック家のろくに食材もない台所でも何かチャチャっと作れそうですね。カボチャの煮つけはジェレミーさまのお口に合うでしょうか?

  • 突然のお宅訪問は困っちゃいますよね~(苦笑)

    アナさんったら、舌打ちなんてものを覚えられて……。
    今後、何度、心の中で舌打ちすることになるのでしょう?(苦笑)

    作者からの返信

    アナさん、次回も舌打ちもどきの連続になること間違いなしです。

    私も突然のお宅訪問は非常にまずいです。家の中いつもほどほどに綺麗にしておけよ自分!と言い聞かせるのですが……あと、家まで迎えに来てくれたり送ってくれたりした友人の「妹子ちゃーん、悪いけどちょっとトイレ貸してくれるかな?」という『突然のトイレ拝借』も困ります。