応援コメント

第十二条 領地」への応援コメント


  • 編集済

     資金援助のための結婚であるとは、アントワーヌさんにとっては、自分が提案したことでもあるわけですし、すぐにピンと来ると思いました。

     ただ、婚約に取り付けた方法は、簡単には分からないと思いました。
     そう考えると、アナさんは意外と策士なんだと改めて実感します。

     アナさんの作戦について、アントワーヌさんは、よい比較対象になっているように思いました。


     領地経営のために、ボルデュックさんが登場しました。
     人物紹介にあった人です。

     アントワーヌさんの紹介なので、領地乗っ取りなどを企てる悪人ではないと思いますが、なぜ、『破格の報酬でいい』と言ったのか? まだ解決していない小さな謎のように感じました。

     これから明らかになるのかな?



     執事のピエールさんが良かったです。
     雇い主にも辛(から)い物言いが、お父さんよりもしっかりしているようで、安心感を与える存在のようでした。



     亡くなった母親を思うと、アナさんの胸が痛い、家族を大切に描く合間妹子様の作風が良く出ていると思いました。

     また、お母さんの視点という客観性が、改めて偽装結婚について、読者に考える機会を与えていると思いました。



     そして、アナさんに貴族学院の中途入学の話が持ち上がりました。

     婚約したアナさんよりも、これから将来が決まっていく妹のルーシーさんの方が良いとは思いますが、この世界は魔力がモノを言いそうですので、魔力を磨くためにもアナさんの方がいいのかも知れません。(でも、本当にルーシーさんに、いい男性がいるのかも……)

     弟のテオドールさんも妹のルーシーさんも苦労していたお姉さんを見ていたから、学院を薦めたように思いました。

     きょうだい愛を感じました。(男女混合なので、兄弟は平仮名にしました)
     家族の表現がうまいです。


     テオドールさんは、アナさんのジェレミーさんへの振る舞いに、違和感を感じていたようですね。
     同じ屋敷に住んでいるからかも知れませんが、家族をよく観察しているようです。

     そうですね。人間を観察する力は、診察する力に通じると思います。
     テオドールさんは、お医者さんに向いている、との裏付けだったようにも受け取れました。

     そう思うと、表現が深いですね。


     こうやって、アナさんが領地へ戻ると、飲み屋でピアノを弾くニッキーさんも、お休みとなります。
     すぐに気づくかどうかは分かりませんが、ジェレミーさんは何かを察するかも知れません。


     アナさんとニッキーさんが同一人物と、見抜く根拠になったりして……。
     展開が気になります!




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     1つ目のご返信をいただいての追伸です。

     急がなくても、大丈夫ですよ。

     合間妹子様におきましては、いつも心のこもったご返信をいただいております。

     それだけでも、ありがたいことです。

     ですので、時間的なことは気にしないでください。



    作者からの返信

    亜逢さま、いつもコメントありがとうございます。きちんと返信する時間が取れなくて、とりあえずお礼まで。明日にでもガッツリお返事致します!少々お待ちを!

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     気を取り直してお返事いたします! 私は現在はカクヨムだけで細々と書いている身です。コンテストや読み合いなど相互交流を深めるための自主企画にもなかなか参加出来ずにいます。ですが、折角私の作品を読んで下さってしかも時間を割いてコメントをして下さる方には一つ一つ返信をするのが礼儀だと私は思っているのです。たいてい24時間以内くらいには返信するようにしています。

     さて、アナの結婚が急に決まったことに関してアントワーヌ君は彼女があまり幸せそうでないと心配なようですね。玉の輿を狙え!などと助言した彼ですが、アナのことはとても可愛らしくて魅力的な女性だと思っているのでそこまで愛のない形だけの結婚だとは流石に察知できていないようです。

     アントワーヌの遠縁のステファン・ラプラントさんですが、アントワーヌ君とはとても親しい仲のようです。ボルデュック領の経営が調子に乗るまでは破格の報酬でいいという意味ですね。別に謎でも何でもありません。

     アナの父親は頼りない人ながら、時々お茶目な一面を見せます。執事のピエールさんからはもう完全に領主として見られていないですね。アトリエにこもって大人しくしていて下さい、みたいな……

     結婚を純粋に喜んでくれている父親に、天国で一部始終を見ているだろう母親に、アナは両親の呵責を感じています。嘘をつくのは大の苦手のアナですからしょうがありません。亡くなったお母さんですが、今もずっと家族の心の中に生きているのですね。アナパパもアナも良く彼女のことを思い出しています。

     貴族学院というところは十代の貴族の若者が通う場所です。アナは領地の中等科を出ただけでそのまま領地の管理に忙しくしていたので完全に進学、編入する機会を逃してしまっているのです。そしてもう21歳という年齢ですが、アントワーヌも以前言っていたように入学も卒業も実は年齢制限はないのです。

     姉思いのテオドールは家族のために諦めた魔術師になるという道に是非進んで欲しいのですね。アナはアナで今までずっと自分を犠牲にして弟と妹のことを考えてきたので、学院に行くのなら次は妹のルーシーの方が年齢的にも丁度いいだろう、と言います。この場合、女男女という三人なので漢字は兄弟愛でいいのではないでしょうか。

     婚約したアナを一番近くで見ているテオドール君ですから、早くもジェレミーとアナの違和感に気付いているようです。医師のタマゴの彼ですから人物を良く見ていますし、実の姉であるからこそ彼女の『女子力度』を冷静に評価しているのですね。

     そうでした、アナが領地に帰っている間はニッキーも飲み屋を休んでいますね! ジェレミーはそこに気付くのでしょうか?

     

    編集済
  • 結婚が決まって幸せいっぱい……でないのは、家族にはやっぱり分かるんですね。
    みんなも安心させるためにも、早く本当の幸せを掴んでやりましょう。

    作者からの返信

    弟のテオ君は特に王都でアナと一緒に住んでいますからね、何か不自然さに気付いてますね。

    アントワーヌ君にも大いに不審がられております。