--主要登場人物紹介--
年齢、称号、肩書は王国歴1029年春、婚約が成立した「第十五条 帰京」の頃のものです。登場人物も多く架空の設定なので、混乱を避けるため貴族は姓と名のみに統一しました。特に第五条までのネタバレを含みます。ご注意ください。
***
アナ=ニコル・ボルデュック(21)
侯爵令嬢
赤字続きのボルデュック侯爵家を立て直す為金策に追われている。かなりの魔力を持って生まれるが経済的に貴族学院に行くのは無理だった。
ニッキー・ルヴェン
イザベルの酒屋でピアノ弾きとして働いている。短い茶色の髪に茶色の眼で、少年の姿をしていると少し若く見えるようである。
ジェレミー・ルクレール(26)
王宮騎士団 中佐
次期ルクレール侯爵。硬派で女嫌いの彼だが周りの人気独身男性が次々と身を固め始め、不本意ながら結婚したい男性ナンバー1になってしまった。結構癖のある強烈な性格である。
テオドール・ボルデュック(16)
貴族学院生
アナの弟。王宮医師になるため、日々勉学に励む。姉思いで努力家。愛称テオ。
ジョエル・ボルデュック侯爵
アナの頼りない父親。芸術家肌で領地を治めるのには向いていない。アナには妹のルーシー(14)も居る。
リシャール、エヴァ・ゴダン伯爵夫妻
アナの伯父と伯母。王都に住んでおり、アナとテオは彼らの屋敷で世話になっている。
フランシス・ゴダン(23)
王宮騎士団
アナの従兄。ピアノが上手なアナに仕事を紹介する。誠実で約束をきちんと守る人物である。
イザベル
飲み屋の女将。ニッキーの正体を直ちに見破る。とても頼りになる女性。
アメリ・デジャルダン(19)
王宮侍女(休職中)
王太子をかばって怪我をした為、今は休職中。松葉杖をついていた時、アナに親切にされたのが切っ掛けで二人は仲良くなる。アナにとって初めて王都で出来た友人。
リュック・サヴァン(26)
王都警護団 中佐
アメリの婚約者。もともと王宮近衛騎士だが、今は王都警護団所属。ジェレミーとはいいライバル同士である。
アントワーヌ・ペルティエ(18)
財政院所属文官
貴族学院で優秀な成績を修め飛び級で卒業、文官として王宮に勤めている。年上キラーでデキる男である彼は同時に謎も多い。
セバスチャン
ルクレール侯爵家の執事。ジェレミーに対して結構厳しい。ジェレミーはセブと呼ぶ。
アルノー、テレーズ・ルクレール侯爵夫妻
ジェレミーの両親。ジェレミーがいつまでたっても結婚しようとしないのを心配し、気を揉んでいた。
ステファン・ラプラント(25)
伯爵家の次男。ボルデュック領の立て直しを手伝ってくれることになった。
ピエール、マリア夫妻
ボルデュック家の執事と侍女。昔から居る使用人で貧乏になった今でも屋敷に残っている。
マチルダ・シャルティエ伯爵令嬢(18)
ルクレール家と家族ぐるみで仲良くしているシャルティエ家の娘。
ジャン=クロード・テネーブル公爵(30)
王宮魔術院副総裁 貴族学院教授
王国随一の黒魔術の使い手。ずば抜けて魔力が強く、自分に厳しいが他人にも非常に厳しい。ビアンカに対しては非常に甘い。ジェレミーとは従兄弟同士である。
ビアンカ・テネーブル(20)
王宮魔術院勤務
世にも珍しい白魔術を使う。身分違いのジャン=クロード・テネーブル公爵に嫁ぐためルクレール侯爵の養女になった。アメリの親友。
ミラ王妃(28)
ルクレール侯爵家からサンレオナール国王に嫁いだ。ジェレミーの姉。かなり豪快な性格。
ガブリエル国王(34)
王妃との間にエティエン王太子(6)マデレーヌ王女(3)トーマ第二王子(0)がいる。
フロレンス・ラングロワ侯爵夫人(23)
ラングロワ侯爵に嫁いだジェレミーの妹。息子ナタニエル(2)がいる。
レベッカ(29) 王妃付き侍女
ミラの乳姉妹で子供の頃からルクレール家に勤めミラの輿入れと共に侍女として王宮に入る。
ドウジュ ???
謎の人物。アントワーヌの為に働いているらしいが……
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