第一章 1-2
※
キメラという人種の誕生した背景には、幾度となく発生したバイオテロに、対抗するための人類の免疫力アップや人口減の歯止めによる政府による改革の一つだったが倫理に反するとの意見もあり世界でキメラを創造する事に法的な規制がかけられたが、
試験的に、キメラへとDNAを変化させる種子をワクチンという名で極秘に世界的にばら撒いた。
当時はと大きく外見に変化が伴う子供は生まれる事なく
人類が宇宙に移住始めたことで、宇宙空間で人類は進化しキメラ的な容姿が生まれくる事になった。
おチビのように外見に、特徴的にキメラの要素が現れるものと、
身体的に恵まれた肉体や、
動物の動きが取れるものや、
キメラが濃くなる事で松果体が活性化され、超能力的な進化を遂げる人類が出現していた。
敵艦内の角の多い廊下を歩いて、2人は目的の部屋を探していた。
現時点で、太陽系同盟と火星圏合衆国のバチバチの戦闘態勢の状況であるが、
2人のいる艦内でもプライベートルームが集中しているエリアを散策している為、敵兵士がで払っている。
本来なら監視カメラや、AIが反応するはずだが、隊長の能力が、邪眼を行使してAIや人すらも支配できる。
ふと、足を止めるおチビ、進行方向の右曲がり角を指差し、
「敵、3、男」と遭遇する敵兵士についておチビは声を上げる。
おチビ(副隊長)の能力は千里眼、索敵能力に長けていた、
「援護を頼む」
肩を並べて走っていた男は簡潔に要件だけ伝え、先行して視界に入ったばかりの敵兵に向けて走り出した。
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