序章2


 西暦3860年10月9日。

医学の進歩は、不老の妙薬が開発されるまでに至った。

 月面にある、私営の薬品会社で開発され

、その開発者ティム・ゼクシーは開発後すぐに木星圏のあるコロニーへ亡命した。

 この薬の使用については、成人 (20歳)と同時にその服用が許可されたため、多くの者は成人に達すると同時に服用している。

その薬には副作用も少なく、一度服用してしまえば

 その効力は生涯持続するが、遺伝はしない。

 太陽系ないの政府の代表の首脳会談で、太陽系外への、この不老の妙薬の輸出には規制をかける事が制定された。

 のちに、太陽系外においては不老の妙薬には膨大な価格で取引されることとなった。


 この妙薬の使用により、太陽系内においての人類の寿命は、200歳を超えた。他の様々な分野における医学の進歩により、不慮の事故などで、即死しない限り、不老のまま平均寿命をまっとうできるようになった。

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