第19話

肌の色に意味なんてない

それはただの事実として目に映る

目の色に位なんてない

それはただの現実としてそこに在る


人を「人」とくくれない

そんな価値観に価値なんて無い

全ての人が、ただ一人の人である


目に見える、それぞれの形や色は

生きていく上で、関わり合う上で

大した意味なんてない


ただ純然たる「らしさ」であり

それによって変えられるものなんて何も無い


私の肌が白かろうが、黒かろうが、

目の色が青かろうが、赤かろうが、

私は私でしかない


私の価値は成したことで決まり、

その価値でさえ、他の誰かに定められるものじゃない

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