第4話

あなたはほんとキレイ好きね、と彼女は言う。


そーいえば彼女の周りは散らかって、手のあいたときに僕はいつも、毛布やらクッションやら、彼女が脱ぎ散らかした服までも、たたんだりハンガーにかけて吊っておいたりしている。


ベッドメイキングはお手のものだ。


それから、こないだ、僕の仕事の同僚が来たとき、冗談で「君んちは埃がたまってなくて素晴らしい」なんてやってたけれど、実はあれ、僕の暇潰しの賜物だったりする。


僕はなぜか、うじうじしたいとき、雑巾持って、そこいらじゅうを拭いて廻るのが癖らしい。

おかげでうちじゅうピカピカだ。

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