07 六年生よ旅立って

本日、二〇一八年七月十三日金曜日です。

(その日に書きかけたデータに、現在、十一月二十九日に書き足しております)

六月に続き、七月の六年生の読み語りの日です。


◇◇◇


読む絵本は、こちらです。


題:『いろ いろ いろ』。

作:ましろ こゆき。

絵:ましろ こゆき。

発行所:ましろ こゆき自身が製本。

発行年月:一九八八年三月。

価格:プライスレス。

所蔵:ましろ こゆき。


◇◇◇


小学校は六年生ともなると、最高学年です。

大方、月に一度の割合で、学校の授業が始まる前に行われて来ました。

もう、六年目です。

私が担当するのは、今回で終わりです。

読み語りノートなどを読みますと、様々な保護者の方による読み語りで、子ども達は、成長して行くのだなと思いました。

私の贈れるもので、手前味噌ですが、自作の絵本にしました。

あたたかみを伝えたかったからです。


◇◇◇


拙作、『いろ いろ いろ』は、不思議な国のカラフルなてんとう虫達が、話し合いをしている所から始まります。

そして、最初は、白いてんとう虫が魔法をかけると、皆、白を混ぜた明るい色になります。

それから、自分の色の世界についててんとう虫達が話し出します。

例えば、黄色いてんとう虫は、砂漠に月、赤いてんとう虫は太陽など、大胆な世界をも描きます。

そして、家庭にあるものが描かれています。

玉ねぎ、大根などで、これはどんな色だろうと、読み手である私が話し掛けます。

この時、色ごとに切って、末尾の封筒にしまってある、てんとう虫達のカードを出します。

色と色をあわせると明瞭な認識になると思うからです。

最後に、家庭の中の絵が出て来て、おうちの中で探しましょうと言う風にしめくくられております。

話し終わって、絵本を閉じた時、カードのてんとう虫達を私が持って質問します。

あなたの好きな色はなんですかと。

幾人か応答してくださいました。


◇◇◇


勇者も魔王も出ませんが、異世界ファンタジーでしょうか。

ちょっとした、ジャブでした。

知育絵本でしょうか。


◇◇◇


他にも作った絵本を持って行きました。

こちらは、中学生の頃に作ったものです。

自分の内面を綴っており、母親への手紙などが登場します。

ちょっと、昔の自分とのバイパスみたいな感じになっています。


◇◇◇


このように、中学生になっても、様々な世界があなた達を迎えてくれる。

自分で開拓できる。

新しい自分と世界と出会える。

自分をそまつに考えてはいけない。

生きている中で、色が色々にあるように、人も色々にある。

今が難しく感じられても、いつか自由に感じる時もある。

可能性を忘れないで、これからの時間を大切にして欲しい。


◇◇◇


六年生よ旅立って。




<小学四年生編へつづく>

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