　第４回　節分物語どんとこーい！

　と言う訳で、毎年恒例で立ち上げております節分テーマの自主企画、当然今年も立ち上げたよね。最近はハロウィンと節分しか立ち上げていない気もします。これはいけませんねえ。もっと様々な企画を立ち上げないと。

　あ、ネタはあるんですよ。ただ、そのネタのための新作が用意出来ていないと言うだけで（汗）。どげんかせんと……。

　そう言う話は置いておいて今回の節分企画なのですけど、前回まで見られたパターンの話の参加がなかったですね。どう言うのかと言うと『鬼がすごく極悪で、鬼退治のハンターがそれを上回る火力で鬼を殲滅しまくる』と言うテンプレです。

　今回は全体的に平和な節分作品が並びました。こう言うパターンもいいですねぇ。今はそう言うご時世なのでしょうか。ほわほわ～。

　私の今回の参加作品は、妖怪退治の退治屋が吸血鬼も鬼だと思いこんで奮戦すると言うお話です。吸血鬼も鬼も最近流行っていますよね。けれど巷にあふれるホラーティストの話と違って全然怖くなくて、最後はハッピーエンドな展開にしてみました。こう言う変わり種もいいでしょと言う事で。

　今回の企画の参加作品は５作品です。少ないですね。少ないですけど、いい作品が集まりました。特に凄惨な作品がないと言うのがいいですね。いや別に残虐な話お断りと言う訳ではないのですが。

　どんな話で参加してもいいですよと言う条件で、こう言う作品ばかりが集まったと言うのがいいんですよ。ハートフルで奥が深いような作品。あ、自作は浅いですけどねー。底の浅さが売りでございますです（ゴマすりをする手）。

　参加作品の中で印象に残っているのは、節分に現れる心に闇を抱えて退治されたがっている鬼と少年のお話。落ちは予想通りだったのですけど、読後に心に重いものが残りましたね。

　今回の企画に参加した自作はこちら。

　吸血鬼姉妹と勘違いの退治屋さん

　妖怪などの退治屋がとある街に辿り着きます。そこでは街に溶け込んだ吸血鬼姉妹が喫茶店を営んでおりました。退治屋はこの吸血鬼を倒そうとするものの――と言うお話です。

　吸血鬼相手に鬼退治の戦い方は通用しません。その辺りを楽しんでいただければと思います。やっぱり共存共栄ですよね。

　節分短編で考えていた話のストックはあとひとつ。ラストは異世界ファンタジーです。こちらは来年の節分企画でお披露目する予定。お楽しみに！

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