第6話〜新たな仲間〜
「マジヤベぇ…どうしよう…」
俺は途方に暮れていた。何故なら金が無い!パーティーメンバーは一人居るが魔力がコントロール出来ない!この世界の最低Lvのモンスターにすら勝てない!
「はぁ〜…一体どうやって金を稼げばいいんだ…」
俺はギルドでもう1時間ぐらいこんな事をボヤいている。一方ユイは、
「こ、この武器カッコイイ!」
魔力のコントロールが出来ないくせに新しい武器を買おうとしている。
「ユイー!そういう事は魔力のコントロールが出来るようになってからにしろ!あと、俺達には金がねぇんだー!もっと真剣に悩んでくれ〜!」
俺がそんなやり取りをユイとしていると、
「神崎 隆吾という者は居らぬかー?」
何やら後から俺を呼ぶ声が聞こえた。これはもしや!ユイを仲間にした時もこんな感じだったぞ!まさかまさかまさか!新メンバーかー!
そんな事を考えニヤニヤしながら、後ろを振り向き、
「俺だよ〜〜!神崎 隆吾はコッチだよ〜〜!」
「えっ、キモチワルイ…」
引かれた……。
ー30分後
俺はなんか後ずさりしていた少年を強引に取り押さえ半ば強引に正式にうちのパーティーメンバーになってもらう為の面接を始めた。
「俺の名はレウス・グライヤー。剣術を得意とするソードファイターだ」
「よろしく!☆」
「えぇっ?これだけでいいのか!?」
「まぁ、俺んとこのメンバーは一人居るんだが役立たずだし、人手不足で困ってたから君採用!」
「そ、そうなのか…よ、宜しく」
こうして、レウスは俺たちの仲間になった。
「やっとまともな奴が仲間になったぜーー!」
「その言い方じゃ私がまともじゃないみたいじゃないですか!」
「いや、お前まともじゃ無いじゃん!」
こんな2人のやり取りを近くで見ていたレウスは思った。
本当にこのパーティーを選んで良かったのだろうかと…
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