第119話 石垣(ほてる)
僕達はくうこうに着いてあんかけと合流した。そんで水槽を見ることに。
魚がたくさん泳いでいる。
「わ~……もしかして食べ放題?」
(フルルがペンギンだからって食べていい理由にはならないぜ?)
あんかけ、ナイスツッコミ。
(エビ発見!
カクレクマノミ可愛い……。
あ、デカイ魚。
ハリセンボン、いるって書いてあるけどいなくね?
お、ウツボもいる!水の世界……書かねば。)
でもあんかけはいつも大体ボケだ。ウルサイ。
水槽があった空港から出たその時。
「「Welcome to めんそーれ 沖縄エリア!」」
赤いフレンズと青いフレンズがお出迎えしてきた。
「あなた達は?」
「姉のシーサー・ライトと」
「妹のシーサー・レフティだよ。歩きながら説明するよー。」
「私達はあんかけに呼ばれて来たんだ。」
「プリンセス達の方のチームの案内フレンズとしてね。」
「フルグレ&あんかけチームとは別行動になるけどちゃんとガイドするよー。」
「でもばすに乗るところまでは一緒だからそこのところよろしく!」
息ぴったりだな。流石双子の姉妹。
「おっと、ばすに遅れちゃうよー。」
「走ろう走ろう!」
何とかばすに乗った。
みんなシーサー姉妹の登場が嬉しくてシーサー姉妹に積極的に話しかけている。たった1人、あんかけを除いて。
あんかけはさっきから窓の外の景色を見ながら笑った表情を見せたり怒った表情を見せたりしている。ヘッドホンを押さえているから誰かとヘッドホンで会話……いや、みんなシーサーと話していて誰もヘッドホンを気にしていない。
まさか……この旅行に来てない……黒猫……?
なら何でつれてこなかったんだ?仲良しなら一緒に来ても……。
「あ、シーサーチーム、降りるよー。」
あっという間にシーサーチームが降りる時間……時が経つのは早いものだなぁ。
またしばらくばすは走り、僕達のチームのばすもほてるに着いた。
水槽……くうこうを思い出す。
「わ~また食べ放題……」
(じゃないからね?さっきの水槽より小さいし。)
僕もお腹減ってきたけど……我慢しよ。
そしてほてるのヒトの案内のもと部屋まで行くことになった。
所々にシーサーがいて、さっきのフレンズを思い出す。
(あれ……外に部屋が何個もあるって感じのホテルは初めてだよ……!すげぇ……!)
うーん……ほてるに詳しくないから普通とか普通じゃないとか分かんないや!
(お、ここが私達の部屋か。おいで。)
「ふぁ~い」
どうやら僕達の部屋に着いたらしい。
「ベッドふかふか~」
フルルがベッドに寝転がる。僕も隣に寝転がった。
「ふわ~……眠いなぁ~……。」
(……泳ぐよ?)
「へ?」
もしかしてプールとか海?
(あ、私は泳がないよ?泳ぎは得意だけど怪我で泳げないからね。)
「大丈夫~?」
(大丈夫大丈夫。フルグレで楽しんできな。)
「分かった~!」
あんかけには悪いけどフルルと2人きりはありがたい。
僕は泳ぐ準備運動をした。
フルルと2人で泳げる。
だから張り切って運動をした。
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