桃色に紫色ってあうよね

ﾔｷｿﾊﾞｳﾒｪ！が嫌だから

第66話 結果

「突然だけど人気投票をやらせてもらうわ！」

「「「「……は？」」」」

本当に突然だな。普段敬語を使うジェーンまで『は？』だよ。

「やっぱりPPPって誰が１番人気なのか気になるわよね？」

「逆に１番不人気も気になる～！１番不人気は罰ゲームね～」

(じゃあ語尾を『ﾔｷｿﾊﾞｳﾒｪ！』に変える、で！)

「あはは～面白～い！決定！」

「どんな罰ゲームだ？」

「語尾が『ﾔｷｿﾊﾞｳﾒｪ！』になっちゃうんだって～」

「そんな罰ゲームがあるから……みんな！ソロ曲を磨くわよ！マーゲイ！診断お願い！」

「は、はい！」

「急げ！夢みるプリンセス　運なんて待てないわ　ものがたりは自分の手で　作り出すものよ　走れ！強気なプリンセス　ガラスのくつ捨てて　軽やかに踊り出そう　胸の奥にティアラ乗せて　……どうだった？」

「あぁ、いいですねぇ～！夢に向かって歩いていくお姫様……健気な感じに夢がありますねぇ……！」

確かに本当に夢みるお姫様な感じがしてきた。ま、浮気なんてしないけど！

「Let's Go アイドル！Hello Hello！アイドル　届けます　きらめき　１・２・アイドル！Hello Hello！アイドル　とびきりの私を見てね　……どうでしたか？」

「正統派アイドル……その熱意が伝わってくる歌ですねぇ！ジェーンさんを応援したくなってきます！」

正統派アイドルって結構人気だと思う……ま、浮気なんてry

「どうせやるならROCKにキめろ！　Are you ready？　Wow wow wow　Yeah yeah yeah　もう一回！　Wow wow wow　Yeah yeah yeah　……どうだったかー？」

「とてもロックでした！とても元気に歌っていられるのでこっちまで元気になってきます！最高ですぅ！」

元気元気！僕お爺ちゃんだけどこの歌聴くと元気になれるぞ！……まry

「何十回　否定しても　何百回　肯定するよ　きみのいいところ　ちゃんと見えているから　何千回　立ち止まっても　何万回　声を掛けるよ　２００キロ先の未来だって行けるだろう　２００キロ先の夢だってつかむだろう　大丈夫　……どうだっただろうか？」

「ロックじゃないのに元気になれます！コウテイさんに近くで励まされている気がしてたまりません……！」

励まされていると嬉しいよね！……ry

来た！来た！来たぞ！

「また会いに行くよ　遠くたって　きみがくれた夢をこの手に　ねえ　どんなきみも　大好きだよ　全部　伝えるんだ　一緒に過ごす幸せは　ずっと変わらずに　続いてゆくから　そばにいてね　これからも　……どうだった～？」

「……最高……です……！グレープさんへの愛と仲間への感謝……しかも神曲……あぁぁぁ尊いですぅぅぅ」ﾌﾞｼｬｰｰｰ

フルル……僕も大好きぃぃぃぃぃ！フルル絶対１位！

……そして数日後。

「……みんな、結果が出たわ。まずは１位から。

票獲得数４７！フルル！」

「わーい！みんなありがと～！」

おめでとう！

「２位、票獲得数４６！私！『上位』という夢が叶ったわ！ありがとう！」

僕は何位……？

「３位、票獲得数４１！ジェーン！」

「本当ですか！？皆さんありがとうございます！これからも一生懸命頑張ります！」

「４位は２人よ。票獲得数３６！コウテイとイワビー！」

「それは本当か！みんな、応援ありがとう。」

「やったぜ！ロックだロックだーーー！」

「……ん？待って、ってことは～……」

「最下位は……罰ゲームの言い出しっぺ……」

……へ？

罰ゲームなんて作るんじゃなかったと後悔する僕ﾔｷｿﾊﾞｳﾒｪ！。

今夜は……いや、今夜『も』……フルルで癒されるかﾔｷｿﾊﾞｳﾒｪ！……