第19話 宣伝
「ろーぷうぇい?ってあれかな?」
僕とフルルはじゃんぐるちほーからこうざんに向かった。
そして噂のろーぷうぇいを見つけた。
ばすも一緒だけど、流石に山は登れないのでふもとで待機してもらう。
「よーし!頑張ろ~」
(頑張るって?)
「ろーぷうぇいは足で動かさなきゃいけないんだって!」
(えー!大変そう……)
「しかもヒトとかフレンズじゃないと動かせないからグレープは無理なんだって……」
(ぼ、僕も頑張ろうか?)
「でも平気かも。グレープと一緒だから!」
僕も同じような事を考えていた。やっぱりフルルはずっとベストカップル!
「ここを動かせば……お!」
(動いた!)
「楽し~!おーいしょ、おーいしょ!」
いや多分これずっとやってたら流石に……
「つ、疲れた……」
(もう少しだよ!頑張れ!)
「あ、つ、着いた……!」
やっとだ。やっとかふぇ?に着いた。
「あれだよね?」
(多分あれだね~)
フルルがかふぇのドアを開ける。
「ん?はああ!いらっしゃあい!ようこそぉジャパリカフェへ~!どうぞどうぞゆっくりしていってぇ!」
「あら、お客さん?……ってフルルなんですけど!」
「あの時はコラボありがとう。私の歌をみんなが聴いてくれたわ。むふ……」
「フルルからもありがとう!楽しかったからね~」
コラボ?よく分からん……
「後、アルパカ!あの時はこうちゃありがとう!」
「いいのいいの~!あの時ぃ、グレープ?が助かったんでしょぉ~?」
あ、風邪ひいた時の話。そう、僕とフルルの目的は『風邪の時こうちゃをくれたお礼にかふぇの宣伝をする』だから、早速こうちゃを飲みながらその為の話し合いをする。
「まずライブで宣伝して~……後はみんなに教える。そして噂を広げていくの!」
「「「!?」」」
普段は天然なフルルがかふぇのみんなが出せないすごい良い案を出した!フルル、えらい、えらいぞぉ!
「じゃあそれでお願いねぇ!お客さん増えるといいなぁ~」
「そうね。私も歌をもっと磨かないと。」
「ショウジョウトキは見た目をもっと磨かないといけないんですけど!」
ショウジョウトキって……僕の動物園にいた!
「じゃあまた来るね~」
「待ってるよぉ!」
「じゃあね。」
「じゃあー!」
そして下山して、じゃんぐるちほーのみんなにかふぇの事を教えた。
そしたらみんな食いついてきて、みんなこうざんの方向に行った。
ろーぷうぇいの事も話したし、放っといても平気そう?
「かふぇってここー?たのしそー!」
「そうだよぉ!ゆっくりしていってぇ!」
「わたーしはートーキー♪」
「面白い歌……かばん達も聴いてたのかな?分からんけど。」
「なんだよぉ!」
「なんか威嚇されたんですけど!」
今、さばくちほーとは逆方向に向かってる。
じゃんぐるちほーのみんなに教えてもらった『さばんなちほー』が気になるから。
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