第3話 どの娘にする!? (3)

 と、言う事だから。俺は此度選んだお姉様の胸へと飛び込んだ──。そして直ぐにお姉様の二つのたゆんたゆんの間に顔を埋めて──頬擦りをしたのだよ。これがまた極上の柔らかさでね。俺は、スリスリ、ハアハア……だよ! とにかく嬉しくて仕方がないから甘えに甘えた。俺自身の顔をかなり緩ませながら笑みをニタニタと浮かべながら。まあ、傍から俺をみたら本当に変態オヤジに見えると思うぐらいだね。


 まあ、相変わらずのバカ殿様仕様の俺だけれど。そんなバカ殿様が選んだ此度の獲物……ではなくて? お姉様はね、褐色の肌をした健康そうな女性でさぁ、大人の苦みもありそうな美しい女性なのだ。


 だから俺ちゃん、ついついと、つまみ食いをしたくなってね。このまま、彼女を俺ちゃんの寝室のベッドに連れて行こうかな? と、思案も始めた。だって、このは、とても官能的で甘い声を出すの、俺ちゃんが魔法の利き腕で、たゆんたゆんに対してプヨプヨしたら。


 刹那──!


「あぁ~ん、とのぉ~、あぁ~ん、あぁ~ん……それ以上は駄目ですよ。とのぉ~」と、嬌声交じりで声を漏らしてくるのね。だから俺ちゃんは嬉しくなり、「ウヒョ~! ウヒョ~! ウヒョウヒョ……」と、笑い声を漏らしてしまうのだよ。その上さぁ? 彼女の官能的で妖艶な仕草と、俺の耳元で「あぁ~ん、だめぇ~、あぁ~ん、だめぇ~」と、吐息交じりで、甘い嬌声を囁かれると。もう俺ちゃんは、ヘロヘロちゃんになってしまいそうになったのだよ。

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