【苛夢光】 ポラリス
【名称】厄竜ポラリス
【種族】
【性別】雄
【出現場所】???
【強さ】★★★★★
【能力】
・〝
厄竜ポラリスからは絶えず輝く闇が身を包んでいる。その光は対象の網膜にありもしない幻影を映し出し、それはその者にとって大事な者、大切な人の姿を形作る。
その姿は憎しみ、怒り、怨嗟といった負の感情を吐露し対象を罵り続ける。それが本物ではないこと、幻であることが分かっていても、その言葉は呪詛として対象の聴覚から精神を蝕む。真っ当な精神な者ほど自我を保てず、最終的には発狂するか自ら鼓膜を破るか自死してしまう。
・〝
自身を中心に漆黒の『夜』の結界を張る能力。範囲は竜態の自身と相手が戦うに充分な面積を都度確保する。
『夜』の内では絶えず星が瞬き、その星は徐々に数を増していく。厄竜ポラリスはその星からあらゆる未来を予測する。生前は数時間以降の先しか視えなかったが、この結界内ではそれこそ数秒先の未来すら予測し、全ての動きを先んじて読み取ることを可能とする。
精度は秒間で増えていく星々の数に依存する。
・〝神域戯場〟
上記の能力〝星夜観〟の発動後、『夜』が満天の星空と化した状態で追加発動する能力。
『視た未来から自ら選び取り、枝の分岐から望む未来を手繰り寄せる』力。因果律に干渉し、自分にとって都合の良い未来を実現させる。
必中必殺の攻撃を幾千幾万ある未来分岐から『当たらなかった未来』を選び取り現実に反映させてきたりする。
・〝竜王の
黒竜王に仇なす世界の全てを滅ぼすよう入力された最優先事項。ポラリスはこれに遵守した行動を取り、それに従っている内は全パラメーターが最大三段階上がるが、肉体の耐久性を超えた出力に到達してしまう為、最大までギアを上げた場合には自壊を伴う。
・
・
・
いずれも生前ポラリスが扱っていたものとほぼ同質であるが、そのどれもが昏く光る悍ましい球となっている上、威力は〝竜王の呪縛〟によって生前の十数倍へと引き上げられている。
死した骸が竜王の言葉によって無理矢理蘇生させられた存在なので、生前ほど狡猾な使い方が出来ず、機械的に効率を求めた使い方しかしない。
・概念受肉
生前最期の戦闘にて失われた竜の下半身を〝絶望〟の一部で補完したもの。厄竜ポラリスの竜としての下半分は黒色の霧のようなもので構成され、そこに物理攻撃は一切通らない。正しく殺すのならばまだ生身を保っている頭部や上半身を狙うか、全身を消し炭に変える大出力を叩き込む必要がある。
『攻略メモ』
精神的に追い込んでくる能力を維持しつつ、竜としての近接戦闘能力・物理攻撃性も極めて高い。加えて未来を読み、条件さえ揃えば望む未来を引き寄せる超常能力すら発揮する。さらに厄竜リヒテルとは違い生前の矜持による抵抗を見せない為、竜王の強化が最大限揮われる。
現状竜王の操る厄竜の中ではもっとも使い勝手がよく従順であり、竜王も敵情視察や様子見にはこの厄竜を多用する。
基本的には厄竜リヒテルと共に竜王の傍仕えとして控えている。彼らが放出される時、それは竜種が栄華を極めていた時代を取り戻す為の決戦が行われる時であろう。
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