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陽向 晶納


 陽向家においてトップクラスの戦闘能力を有する若き退魔師。

 その真価は白兵戦にあるが、後述の真名解放によって放たれる四刀流の猛威は単独で敵戦力の殲滅を成し遂げることが可能な程に強力。

 一族の中でも一際人外を嫌悪し憎悪しており、その在り方は退ける者(退魔)からかけ離れた滅ぼす者(滅魔)の傾向にあるとされ、当代の陽向家当主からは思想を危険視されていた。

 人外皆殺しの為の労力や努力は惜しまず、それが晶納しょうなという男の異常な実力の正体。

 ただ本人が極めて座学を苦手とするので、陽向家が基本中の基本としている五行術が使えないという致命的な欠点も存在する。

 タングステン鋼のツーハンドグリップマチェットナイフを愛用しており、腰の後ろに着けてある鞘に納めている。




   ・〝鋭化〟

 晶納の所有する異能。

 自身、あるいは触れている対象の鋭さを増す力。これにより鋭敏となった五感で敵を捉え、また遥かに切れ味の増した武装で人外を斬り捨てる。



   ・真名解放

 陽向晶納は『夜光の三日を納める者』であり、星の力を保持する極めて稀な退魔方式を扱う。

 真名解放に伴い、晶納が立つ付近の地面から金行が興り、名を示す三振りの刀が現れる。

 巨大な両刃が鏡合わせのように根元で連結された柄を持たぬ双刃が二つ、地面から構成される。

 青白い光沢を放つ方を『天秤刀てんびんとう銀脇ぎんわき』。赤黒い光沢を放つ方を『天秤刀・金脇きんわき』。これらは主である晶納の周囲を滞空し、意志に応じて轟々と回転させながら敵を刻み、解体し、蹂躙する。

 二つの秤を繋ぐ最後の一振り、直刀ちょくとう柄鋤かなつきは通常の刀と同様の扱いで、マチェットナイフと共に両手で扱う。浮遊し敵を追撃する天秤刀と併せての四刀流の脅威は並の相手では対処不可能とされるほど。


   ・〝退魔本式・絶晶〟

 星辰の断罪。星々の加護を受け、悪しきを滅する浄化の秘技。魔に属する人外であれば必滅は免れないが、純粋な威力そのものも非常に強力。

 天秤二刀に蓄えてある呪力を柄鋤に回し、直刀の刃渡りを数十倍も超える白光が刀を覆い、巨大な刃を形作る技。対巨大人外をも想定した斬魔の太刀は単体・群団のどちらにも対応可能な奥義。


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