ハルファス(済)
ハルファス
《人物詳細》
死と破壊の公爵。神域に座す魔神種。
血のように紅い瞳をした黒い鳩の姿で現れる。言葉を解するが、発する際はしわがれた老人のような声を出す。
人外の大半が否定する、人間種の発動する〝群による想像の創造〟…すなわち人の畏怖畏敬の集積によって人外が産み落とされるという理論理屈を全面的に支持し、最弱たる人間達を何よりも警戒すべき存在として認めている(人外勢にとっての)異端者。
対して強力な権能を持つ者にはさして興味がなく、基本的には害意を示さない。だが力に驕る愚者には嫌悪を露わにする。現状ビンイン・ジ・エンペラーを毛嫌いしているが、対立し戦闘を展開するとルールどころか戦場の国そのものが消し飛ぶ恐れがあるので控えている。
意外と誰よりも開戦を愉しみにしており、場を引っ掻き回すことは好まない。人及び人の文明と対峙しその真価を観る。ただその為だけに参戦。
ベルは嘴に咥えている。もとより全力を出す気は毛頭無く、距離さえ詰められれば破壊は容易と思われる。
《能力》
・魔の神格
魔神の一角として持ち合わせている存在脅威。
ただ在るだけで自らの性質を発露・展開・浸食してしまう為、ハルファスの周囲は瞬く間に大地が枯れ果て生物は死に逝く。
ビンインと同じく死を支配する者であり、同じ陣営にありながら彼の意向や指示には一切従わない。
面白くないので全力で自身を抑え込み上記の性質を封印している。
・瞬間築城
軍事を司るハルファスの権能が一つ。一瞬で城、要塞、塔を創り上げ内部にほぼ無尽蔵の弾薬と兵装を揃える。これらは彼の率いる二十六もの軍団の悪魔達に使わせるものだが、この戦争で彼がしたいのは屍山血河の泥沼仕合ではないので使用を厳禁としている。
とある世界においての〝具現界域〟と呼ばれる降誕術式の括りに含まれ、敵の脅威度によっては彼が喜んで撃滅の一手としてこれを発動することも有り得るかもしれない。
余談だが、創り上げた要塞や塔をそのまま地表へ墜落させ大規模破壊を齎すことも可能。
・人化
黒鳩のままではまともな戦闘に持ち込めないので形を人に変えることがある。
この際は翠の衣を纏った紅色の長髪と、同じ色合いの紅瞳を持つ女性に変わる。
ベルは首から下げ、状況に合わせた近接武器を具現し下記の技能を振るうスタイルを取り始める。
・〝
これまでの歴史で幾度となく人間に召喚されてきたハルファスが、その度に喰らって来た無数の屍肉から得た技能、練技、能力の再現。
あくまで戦争で名を上げ活躍を遺した『人間の英雄』レベルの技術でしかないので、同クラスの神格持ちには通用しない。
相手があくまで人の域、人の器に留まる存在であったのなら、この権能は極めて厄介。
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