❤陣営

妖魔アルムエルド(済)


   アルムエルド


   《人物詳細》

 妖精種にして反転によって悪魔へと半堕ちした混合二種ダブルミックスの妖魔。

 真名は北欧に起源を持つ『魔法の金属細工師』の異名で呼ばれる光の妖精アルヴ。

 煤けたような赤茶色の頭髪、褐色の肌、ギラつく双眸とまるで妖精らしさが感じられないのは反転による種族転換の影響。

 伝承になぞらえて五大属性の金行に特化しており、自然物・人工物に関係なく金属を自在に操る力に優れている。アルの場合はさらにその力を強化しており、主には金属から武装を生成することに尖った才能を見せた。

 伝説・逸話・幻とされる数々の武具を創り、それに宿る性能をも模倣することが可能。ただし贋作である以上質と威力は大きく劣る。

 語り継がれる武器の性質は人外のランクと同じく人々の畏怖畏敬の感情集積から変化するので、神話等に登場するような武具は生成に多大な体力を使う。ただしアルは北欧出身の関係上、北欧神話系列の武装は比較的少ないコストで生み出すことが可能。

 悪魔の質が混じったことで元よりあった強い闘争心がさらに加速し、もはや戦闘狂とすら呼べるレベルにまで好戦的となっている。強い相手と闘えるのであればどこに所属していようが関係ないというスタンスの為、社長云々には一切の興味を示さない。

 召喚理由も社長候補による命令も聞く耳を持たず、ただ強者を探してうろつく。同陣営だろうが強ければ対戦を申し込む。ただしやる気の無い相手に無暗に暴力を振るうことはせず、あくまで両者合意の上での死合を臨む。

 一応ベルは破壊されたら負けるルールと考えているので、ズボンの右ポケットの中に突っ込んで壊れないようにしている。




   《能力》

 ・魔法の金属細工師

 アル本来の性能が反転の現象によって悪魔と転じた際に強化されたもの。限定的とはいえ神域に近い威力を叩き出すことが出来るようになったものの、反動は大きく多用は出来ない。

 以下がアルの用いる武装の一例である。


 振るった刃の軌跡をなぞる形で大炎が爆ぜる〝劫焦炎剣レーヴァテイン〟。

 爆発的な光を放ち敵の視界を封じる〝燐光輝剣クラウソラス〟。

 斬り伏せた雷の刀身を稲光と見紛う速度で打ち出す〝断雷千鳥ライキリ〟。

 五つの穂先が狙った対象へ光弾と化して殺到する〝伍岐灼槍ブリューナク〟。

 空間を抉り取り受けた相手を諸共に蒸発させる〝天貫神槍グングニル〟。

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