♣陣営

氷老精ファルスフィス(済)


   ファルスフィス


   《人物紹介》

 純正たる妖精種の古株。禿頭白鬚に死装束のような真っ白な着物姿に杖をついている。

 妖精絶対至上主義に近い思想を抱えており、他の種族との寄り合いを拒む傾向が強い妖精種らしい考え方をする。

 人の三倍は生きる妖精の特徴もあり、外見以上に良く動き俊敏に闘えるだけの体力と技量を兼ね備えている。

 その正体は英国イングランド地方における民間伝承に端を発する極寒の具現体、古くより伝えられる氷精ジャックフロストを真名に持つ者。妖精種の持つ属性掌握能力を利用して掻き集めた大気中の水分を瞬間で氷結させることで攻防両面に対処できる。

 氷撃による遠距離戦闘はもちろん、間合いを詰められても杖に薄氷の刃を纏わせた白兵戦で並の剣士を凌駕する剣術を用いて敵を打倒する。これを相手に距離を考えることはあまり意味を成さない。

 参戦理由は単純な興味本位。他世界が妖精をどう思いどう扱っているのかに僅かな興味がある。それ次第では自らの陣営にすら牙を剥ける可能性あり。

 ベルは顎から垂れる白鬚の内側へ仕舞ってある。




   《能力》

 ・氷冷操作

 氷の妖精らしく環境依存で実力がある程度上下する節がある為、基本的には自らが戦場と定めた地域一帯を凍土へ変える。これに対応できない者は戦闘云々以前に凍死を回避する方法を模索することが先決である。


 ・ルーン結界

 戦闘狂ではないファルスフィスは敵を殺す為に手段は選ばない。ルーン文字を使った効力抽出・具象によって隙あらば周囲に敵性不利を強要させる結界を展開する。

 THORNソーン(棘)・NIEDニイド(欠乏)・ISイス(氷)を使った三重ルーンで敵の出力を減衰させ鈍重にさせる効果を発揮する。抵抗や無効化は敵の能力や装備、特性や性能の次第に因る。

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