この作品の肝はなんと言っても主人公・龍野と魔獣の戦闘でしょう。別作品のスピンオフということで余計なことは考えず読むことができます。構成もシンプルで、秒速で行われるアクションを文章の形にしてきちんと描き切っているのは見事!と思いました。自身は少し戦闘描写が苦手なので是非参考にしたいところ……(個人的には蟷螂戦が好きでした)。こちらの作品も完結済みということでしたが、機会があれば龍野と他の魔獣との対決も見てみたいですね。