正義の「ギ」

作者 千石一郎

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★★★ Excellent!!!

己の「義」とは、何だろうか。

利他的な親切。
例えば、「他人のために」と活動し、最終的には社会全体の秩序と発展のために、命を費やすことなのか。

利己的な精進。
例えば、自分の生きる意味を問い、何かに挑戦したり、修行したりして、己なりの答えを求めることなのか。

私には、分からない。

ただ、己の利己的な精進によって自分のできることや技能が増え、いつしか利他的な意味を伴うようになればいいと考えている。
なおかつ、それが「正しいこと」なのだと信じ、日々を生きたいと思っている。

★★★ Excellent!!!

とても面白く興味深い内容でした。

・正義があるなら誤義もあるのではとの問題提起で始まったが、そも正義という概念が一次元的に±いずれかの方向付けだけで語れるのか?
・前提として語られる仁や勇を成すといった儒教思想が正義に結びつくという考えに、そもそも妥当性はあるのか?

といった点などは個人的に検証考察を深める余地があると感じられました。
プラトンの正義論やロールズの正義論なども交えると、より多角的に考察できそうです。