私がこの世界で戦う理由。

第1話 生きる意味

「なんで、私は生きているんだろう。」

そう思ったのはいつからだったっけ？

毎日行きたくもない学校に行って、気が合わない友達と喋り、授業を受ける日々。

毎日がつまらないせいか、学校での私の印象も悪くなっていった。

「美穂ちゃんってさ。ウザくない？」

それは小学五年生の時だった。

中心的グループの女子が私に向かって言ったのがきっかけで、いじめが始まった。

シカトから始まり、ついには暴力も受けるようになった。

でもそれは小学時代の話だ。

今はいじめなんて受けていない。

受けていないけれど・・・・。

なぜか、毎日がとてもつまらなく感じた。

学校に行くのも、友達と喋るのも、授業を受けるのも、家族と話すのも。

「生きている意味なんてあるの？」

いつしか私はそう思うようになっていた。

もう、いいよ。

こんなつまらない世界にいても、何も意味がない。だったら・・・いっそ・・・。

私、亜里倉美穂は今日、死ぬことを誓った。