第1章 登場兵器

アルティメス

正式名称「RYS−00 ULUTIMES」。

ルーヴェが乗る機体。漆黒のボディと、背中に二枚の翼が生えた外観。

背中にある翼は大型のスラスターとなっており、単独飛行の姿勢制御に回すことで、三次元の動きができる。※ちなみに他のシュナイダーは単独飛行を想定しておらず、その設計が施されていない。

頭部に赤い一対の目を持ち、その赤い目と黒いボディを含めて、恐怖を与える風貌になっている。

武装は手持ちのライフルや実体剣、内蔵された機銃など標準的な装備でまとめられており、いわば基本設計という形に収まっている。

胸部にはシュナイダーの心臓となるギャリアエンジンを積まれているが、アルティメスの場合はかわりにギャリアエンジンを超える性能を持つ【ゼクトロンドライヴ】が搭載されており、ヴィハックやディルオスを圧倒するほどのパワーとスピードを発揮する。

また、アドヴェンダーが操縦するコクピットブロックは、戦闘時にルーヴェが着る専用のアドヴェンドスーツの背部と連結させて体を固定する機構が備わったシートに座り、その内部にある認証用のコネクターでアドヴェンダーの生体情報を読み込ませることで初めて起動する。こうすることで機体の心臓部であるゼクトロンドライヴと《接続》できるようになるが、これに反応するのは一部のアドヴェンダーのみであり、一般人でも動かすどころか起動させることすら出来ない。

《接続》は、ルーヴェの能力を最大限に生かす措置となっており、文字通り機体と一体化させることでアドヴェンダーの空間認識を広げることができる。さらには機体を自分の思いのままに動かせるが、その分、体の負担が大きい。

名称の由来は、ギリシア神話に出てくる純潔と狩猟の女神、「アルテミス」と「究極=アルティメット」から。



武装

ゼクトロンライフル「ヴェロス」・・・銃身の長いライフル。指向性エネルギー技術が利用されており、ゼクトロンドライヴと直結させることで銃口からビームを放つことができる。通常は右腰に掛けられている。

ゼクトロンセイバー「クスィフォス」・・・日本刀に似た反りの入った太刀であり、その切っ先を振動させることで切れ味を上げる。通常は左腰の鞘に収まっている。

ゼクトロンシールド「アクタイオン」・・・左腕に収まる実体型のシールド。先端に獣の爪に似たクローを備わっており、攻撃性を持つ。

機銃「ガトリングブレット」・・・肩部に搭載された回転式の機銃。アルティメスの唯一の実弾装備。主に牽制用に使われる。


ディルオス

正式名称「DHIRUOS」。

ガルヴァス帝国が開発した人型兵器。中世の騎士が大きくなった外観であり、複数の投入を想定した量産機でもある。初めて閉鎖区に投入されたシュナイダーであり、ヴィハックの駆除にも役立てた。非常に扱いやすい設計であり、誰でも操縦できるようになっている。中には独自にチューンされたものも存在している。

脚部にスラスターを搭載されているため、機動性も問題ない。

武装もマシンガン、バズーカ、バトルアックスなど一通り扱える。


ヴィルギルト

正式名称「VILLGIRT」。

レギル専用として開発したシュナイダー。白いボディと羽に似たウイングを持つ。

武装も専用の実弾ライフルと二振りの実体剣で揃えている。また、両腕はギャリアニウムのエネルギーで転用したシールド発生装置が設けられている。

試験用として空中浮遊の羽型スラスターを搭載させている。あくまで試験用のため、長時間の飛行はエンジンの枯渇に繋がる。


武装

実弾ライフル「ギャリアライフル」・・・カートリッジ式のライフル。弾丸にギャリアエンジンのパワーを加えることでヴィハックを一撃で貫通するほどの破壊力を生み出す。ちなみに、カートリッジは両ひざの側面に備わっている。

実体剣「シュナイド・ソード」・・・両刃がついた剣。アルティメスのゼクトロンセイバーと同等の切れ味を誇る。

エネルギーシールド「ギャリアカーテン」・・・攻撃を防ぐ機能を持つ。ただし、エネルギーが消費されるため、多様は難しい。

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