応援コメント

閉ざされた閉鎖空間で」への応援コメント

  • 今回も面白い話でしたが、宇宙空間を移住可能な星を目指して旅をするというのは結構あるあるネタですよね。

    この星間移民宇宙船のようなものを幾つかパターンに分けると
    ・巨大宇宙船で閉塞感が無い!窓の外?普通に街があるよ!
    ・上記の亜種では宇宙船だなんて知らなかった!
    とか。シドニアもこんな感じの巨大さですが今回のお話にはちょいとそぐわないかなと。

    それで自分が思考したのは「最初から宇宙船で育った人間」です。
    人間は環境に適応して生きる事に関しては他の動物と比べてずば抜けた適応力があり、最初から宇宙船で生まれた人間ならそこまで破綻せずにいられるのではないだろうか?という事です。
    空を知らぬ人間は空を望まない、みたいな感じでしょうか?
    ですので閉塞的と云える空間で生活し、親など前世代がきちんと教育をするとか、知識を喪失しないようにロボットが教育係でいるとか、そういった設備があれば人間は閉塞的な小さな宇宙船でも生きられるのではないだろうか?と思います。
    そして既に何世代も前の存在になった者が伝えた空や海を求めて宇宙を旅すると。
    うーん、SF!

    作者からの返信

    ふぁさんの仰るとおり、それが最初から生まれ育った環境であれば多くの人々は疑問を抱かないでしょう。

    コラムでも紹介したSF作家、ブルース・スターリングの「工作者シリーズ」の解説では、宇宙コロニーに暮らす登場人物のことを『生まれたときから空を見たことがない、究極のシティボーイ』と表現していましたが、言い得て妙だと思います。
    まさに空を知らないがごとく、『それ以外の生活スタイルがあり得る』という概念がないのですから、(物理的な苦痛や不足がなければ)不満もわきにくいでしょうね。

    それにしても、冷凍するとか、遺伝情報だけ運ぶのでは無くて、ちゃんと日々を生きている人間を世代交代させながら運んでいくのは、やはりロマンがあります。