第一章②
声と共に吹いたのは、風だ。爆風と言っていい程の風圧が、轟音を立てながら突き進む!
あまりの突風に土煙が上がり、俺の視界を覆い隠した。だが、その土煙もすぐに風に運ばれ、彼方へと消えていく。
俺の髪と学ランを揺らし続ける暴風の行き先は、俺を撲殺するために四本の腕を振り上げたスパイクだ。
俺に拳が届く距離まで迫っていたスパイクは、その風を受けて腕を振り下ろせないでいた。風圧が強すぎるのだ。それでも腕を振り下ろそうとスパイクが抵抗する。
しかし風は止むことはなかった。さらに風の力はより強まり、跳躍し、落下してきていたスパイクの体を止めていた。いや、それどころか徐々にではあるがあの巨体を押し返している!
見えない空気の壁にぶつかったような状態で押し返されるスパイクは、どうにかその壁を破ろうともがいているが、巨大な四本の腕を上下に振るうばかりであの風から抜け出せないでいる。どうやらスパイクの得意な術では、あの風を作っている術に対抗することは出来ないようだ。
悪魔にも得意な術と不得意な術がある。術を発動させるためには鼓以外にも、発動させたい術を強くイメージする必要がある。術に対するイメージが強ければより強い術を使えるのだが、悪魔ごとに強くイメージできるものが違い、それがそのまま使える術の得意、不得意に関係するようになっている。
不得意な術も使えないこともないのだが、例えば炎を出す術が得意な悪魔と、不得意な悪魔との力の差は、火炎放射器とライターほどあり、普通悪魔は戦う際自分の得意な術だけを使う。
もちろんそのイメージを実現するために必要な鼓があることが術を発動するための前提条件となっている。
魔術師は契約した悪魔の術が自分に上書きされることになるので、魔術師が使える術の中で一番強力な術も、必然的に契約した悪魔の得意な術となる。
そして相性の悪い術を使う相手と戦った場合、今のスパイクのようになすすべもなく、やられてしまうのだ。
巨大なハンマーをフルスイングで叩き込まれたように、スパイクは風に吹き飛ばされた。そしてそのまま地面に叩きつけられ、砂塵を上げながら二転、三転と転がっていく。
それを見て、スパイクと契約していた魔術師が地団太を踏んだ。
「くそっ! せっかく鼓を追加で投資したのに! それに、あんなにボクから離れて戦って!」
スパイクの攻撃が俺に届かなかったことを悔しがっているのだろう。後半の話は、実体化した時に使う鼓の量のことだ。
実体化した悪魔は術を使わなかったとしても脅威となる存在だが、契約した魔術師から離れると実体化に必要な鼓の量が増えるのだ。
さらに、実体化していない状態から悪魔を実体化させるのに、実体化を維持するよりも鼓が多く必要になる。余計な鼓の消費を抑えるため、魔術師は戦闘では一度実体化させた悪魔は戦闘が終わるまで実体化させておくのが普通だ。
「コーイチよ。怪我はないかのぅ?」
声と共に俺の目の前に舞い降りたのは、全身血で濡れたように見える女だった。と言っても、彼女自身が怪我をしているわけでも、返り血を浴びているわけでもない。彼女が着ている着物が、鮮血で染められたように赤いのだ。見ただけで、口の中に血の味が広がったと錯覚してしまいそうなほど、その着物の赤色は鮮烈だった。
だが、普通の神経をしている人が見れば目を背けたくなるようなその色も、不思議と彼女が着れば天女が着ている羽衣に見えてしまう。血の色を全身にまとっていながらも、その不気味さが気にならないほど、それを着ている女が美しいのだ。
「コーイチ?」
一向に返事がない俺を不審がって、彼女がこちらに振り向いた。振り向く時に呼びかけられた声は、聞いた者の脳をとろかしてしまいそうなほど甘美なものだった。
長く伸ばした瑠璃色の髪は一本のかんざしでまとめられており、あれほどの術を使ったのにもかかわらず、束ねられた髪はまったく崩れていなかった。
肌は透き通るほど白く、わざと着崩した着物の胸元からは、二つの果実がのぞいている。はだけた胸元から、大きく実ったそれらが彼女の動きに合わせて、今にもこぼれ落ちそうになっていた。柘榴色の瞳に俺の姿を映している魔性の女は、やはり何度見ても、この世のものとは思えないほど美しい。まさに悪魔的な美しさだ。
それもそのはず。人智を超えた技である術を操る彼女は、人間ではない。
彼女は、俺の契約した悪魔なのだ。悪魔的な美しさも、彼女が人外の存在というのならうなずける。
その絶世の美女は俺に向かって、こう言った。
「って、戦闘中に何ゲームをやっておるのだコーイチ!」
彼女から指摘され、俺は渋々手にしていたポータブルゲーム機から顔を上げた。
スパイクが彼女の術でぶっ飛ばされたあたりで、俺はゲームを再開していたのだ。戦闘状況は、都度ちら見で確認していた。
「妾がこんなに頑張っておるのにっ! 何をのんきにゲームをやっておるのじゃ!」
「いやぁ、だって向こうの魔術師戦闘に参加してこねーんだもん。俺いつも通りいらなくね? お前だけで余裕じゃね?」
いつの間にか言いなれてしまった間延びした口調で、俺は彼女に応じた。
魔術師は悪魔の使える術を上書きされるため、術が使えるようになる。契約した悪魔の不得意な術といえども、人間が使える術よりも遥かに強力な術が使えるようになるのだ。
それなのにもかかわらず、あの魔術師はスパイクを助けるそぶりを見せなかった。不得意な術であっても、魔術師と悪魔で力を合わせれば、タイミング次第では形勢を逆転できたかもしれないのに。
そうしなかったということはあの魔術師、鼓の量が乏しいのだろう。ひょっとしたら、もうすぐ未来分も全て使い果たしてしまうのかもしれない。
どちらにせよ、スパイクの実体化に必要な鼓の量を気にする相手が奥の手を残しているとは考えにくい。相手が演技をしているということも考えられるが、今回は術の相性がいい。俺の契約した悪魔だけでここは乗り切れるだろう。
戦況分析をしている俺の横で、俺が戦闘に参加しない理由を聞いた彼女は憤慨していた。
「ちーがーうー! 何で妾のカッコいい姿を、ちゃんと見ておらんのじゃ!」
そっちかよ! 俺が戦っていないのを非難していたわけじゃないのかよ!
「さっきの妾の姿を見れば、きっとコーイチも妾に惚れ直したに違いないのじゃ!」
駄々っ子か!
子供のように悔しがる彼女を、俺は冷めた目で見つめていた。豊満な乳房が揺れに揺れ、自己主張が激しい。
「戦闘中に余所見だと? 舐めやがって!」
俺たちの様子を見ていた魔術師が激怒する。
「スパイク! もう一度だ! もう一度あいつらに攻撃を仕掛けろ!」
「……」
ようやく立ち上がったスパイクに、魔術師が檄を飛ばす。だが、スパイクの動きは目に見えて悪くなっている。
「どうした! さっさとあいつらを蹴散らせ!」
なかなか攻撃を開始しないスパイクに、魔術師は苛立ちをぶつけた。彼は冷静さを失っている。契約の基本的なことも、頭から抜け落ちているようだ。
「そうだ! 行け、スパイク! 私の娘のためにっ!」
スパイクは、再度俺たちに向かって疾走を開始した。だが、今度は先ほどの教訓を生かし一直線ではなく、こちらが狙いを定めにくいようジグザグに移動している。先ほどの風を警戒しているのだろう。こちらは魔術師と違って頭が働くようだ。
だが、それも俺たちの前では無意味だ。
「モロ」
俺は、彼女の名を呼んだ。俺が契約した、悪魔の名前を。
そして、彼女は応じる。
「分かっておるわ」
声と共に、モロの術が発動する。
俺の五感の中で初めに変化を感じ取ったのは、聴覚だった。音がするのだ。空気が凍る音が。
その音は次第に数と音量を上げ、気付けば地面が凍りつき、分厚い氷が大地を覆っていた。氷の範囲は俺とモロを中心に楕円状に広がり、スパイクの足元までのびていく。
その湖の表面が凍ったようになっている地面を、スパイクは気にせず氷ごと踏みしめた。氷が砕かれ、その足の下からは地面が見える。向こうも術を使ったのだ。氷などものともしない!
だが、二歩、三歩と進んでいくうちに、スパイクのスピードが弱まっていく。進めば進むほど、氷を割れば割るほど、スパイクの足には氷が絡みつき、減速させているのだ。
それに気が付いたのか、スパイクは憎々しげに雄たけびを上げた。だが、今頃気づいてもどうしようもない。氷の足かせは、既にスパイクの足にはめられている!
「では、これでおしまいじゃ」
「スパイク!」
モロのチェックメイトの宣言と、相手の魔術師の絶望の叫びが重なる。
そこで、スパイクが行動を起こした。絶叫を上げながら、四本の腕を自分の足元に叩き込んだのだ。
四本の杭が差し込まれ、氷と大地は破砕音を立てながら一瞬にして崩壊。スパイクを中心としたクレーターが出来上がった。そしてその反動を利用し、俺たちに向かって跳躍してくる!
「多少工夫したところで、結果は変わらんのじゃ。吹き飛ぶがいい」
そう。例え氷の足かせをはずしたとしても、これでは先ほど俺を襲った時と同じで、モロの風に押し返されてしまう。
だが、
「今だ! スパイク!」
魔術師の声と共に、スパイクは四本の腕を振り下ろした。もちろん、俺たちに届く距離ではない。先ほどと同じく、ただ悪あがきをしているだけだろうか?
いや、違う。
「自分たちの術で作った氷で死ね!」
氷の足かせを強引に破った時に、四本の腕でモロが作った氷を隠し持っていたのだ。スパイクの四本の腕は空振りしたのではなく、俺たちに向かって氷を投擲していたのだ!
四本の氷の矢が、俺とモロに向かって一直線に突き進んでくる。
それでも、
「結果は変わらん、と言っておるじゃろうが」
モロの巻き起こした風の前に、氷の矢ともどもスパイクは押し返された。モロが術を重ねがけしたのだ。
再度吹き飛ばされたスパイクを見て、魔術師は絶叫した。先ほどの再現だ。違っている所は、スパイクが叩きつけられたのが今度は分厚い氷の上ということぐらいだ。
「また起き上がられても面倒じゃし、こうしておくかのぅ」
モロの声と共に、スパイクの四肢、いや六肢から氷の柱が突き出した。突き出た六本の氷の柱はスパイクをぬいとめ、身動きを取れないようにする。
氷はさらに生成され、スパイクの体は完全に氷に覆われた。
『シンよ。どうやらここまでのようだ』
氷の中にいるため、スパイクの声はくぐもって聞こえた。こんな状態になっているにもかかわらず、スパイクは死んでいなかった。
悪魔は、魔術師同士の戦闘では死なないのだ。
元々、悪魔は自分の実体を持っていない。そのため、魔術師から鼓の供給を受けて作り出した実体をいくら攻撃したところで、悪魔を殺すことは出来ないのだ。
だから、魔術師は諦めきれない。
「何を言っているんだ! お前はまだ実体化しているじゃないか!」
なまじ姿が見えている分、契約が有効の間は、自らの敗北を受け受け入れることが出来ないのだ。
「まだだ! まだ戦える! その氷で動けないと言うのなら、ボクが術を使ってお前が動けるようにする!」
シンと呼ばれた魔術師は、ようやく戦闘に参加する気になったようだ。
だが、それをスパイクは否定する。
『無理だ』
「な、なんで!」
『今ので、シンの鼓がもう切れたのだ』
なるほど。それではもう戦えないだろう。鼓がなくては、術は使えない。
「だ、だったら、ボクの鼓が回復するまで待てばいいじゃないか!」
鼓について、人間に出来て悪魔に出来ないことがある。人間は、消費した鼓を回復することが出来るのだ。
そもそも、人間と悪魔の間で交わされる契約には、矛盾点がある。
悪魔の力を人間の身に上書きすることで術が使えるようになるこの契約だが、戦闘で悪魔を実体化させるために必要な鼓も、悪魔を実体化させるために使う鼓も、魔術師が上書きされて使えるようになった術に必要な鼓も、全て契約した人間が支払うことになっている。
これは、明らかにおかしい。
魔術師の前身である術師は、術を使うために自身の鼓の量を鍛錬を行うことで増やしていた。
つまり、鍛錬を行っていない人間の鼓の量は、術を使うには足りないということになる。
だが、契約は術を使うために修行を必要とせず、人間が術を使えるようになる裏技のようなものだ。だから修行を行っていない魔術師は悪魔のために支払う鼓どころか、自分が術を使うための鼓すら持っていないことになる。
それなのにもかかわらず、人間と悪魔との間で契約は結ばれている。これでは悪魔が一方的に術を提供するだけで、人間から鼓を集めることが出来ない。逆に人間としても、悪魔との契約に必要な鼓を用意することができない。
では、悪魔はどのように人間から鼓を集め、人間は契約に必要な鼓をどのように用意するのか?
この問題を解決するには、鼓について人間に出来て、悪魔に出来ないことが関係する。
そう。魔術師は、いずれ回復する鼓を担保として、悪魔から術を提供してもらっているのだ。
名前は契約といっているが、実際は悪魔から術を借金して、後から人間が鼓を返済しているようなものなのだ。
この契約のキモは、悪魔が使用する鼓についても、魔術師が負担するという点だ。悪魔が魔術師同士の戦闘に参加するのもそのためだ。実体化して戦えば、その分鼓を多く回収することが出来る。
だから悪魔は鼓を回復出来ない、いや、出来なくなったのだ。鼓が回復するまで待つよりも、人間から鼓を集めた方が効率的に鼓を集めることが出来るので、回復する必要がなくなったのだ。
悪魔は自分の鼓を消費することなく、人間の鼓だけをごっそりと奪っていくのである。もし契約している魔術師の鼓を絞りつくしたとしても、悪魔はまた別の人間と契約すればいい。悪魔にとって、人間はまさしく金のなる木なのだ。
逆に、人間の借りられる術には上限が存在する。いくら人間が鼓を回復できるといっても、鼓の回復速度に差があるのだ。一生の間に生成できる鼓の量は、生まれた時に既に決められてしまっている。
もちろん、悪魔と契約した後、鍛錬を行って鼓の量を増やすことも出来るが、はっきりいってスズメの涙程度の増加率でしかない。魔術師の中で現在鍛錬を行っているのは、先祖が術師か魔術師だった家系ぐらいなものだろう。
悪魔と契約出来た者は術がすぐ使えるようになり、魔術師となる。鍛錬することに、ほとんどの魔術師が意味を見出せないのだ。
だから、シンという魔術師のように勘違いする者がたまにいるのだ。
術を、巨大な力を魔術師が手に入れたと言っても、それは所詮借り物。
この契約は、圧倒的に悪魔にとって有利なのだ。
『シンよ。我はお前との契約を、今より破棄する』
「なっ!」
契約とは、人間から悪魔に依頼して結ぶ雇用関係だ。契約を依頼された悪魔は、結んだ契約を破棄することが出来る。魔術師側からも契約を破棄することも出来るが、それは普通行われない。自ら進んで鼓を奪われ続けるという不利な契約を結んだのだ。魔術師にも、魔術師にならざる終えなかった理由がある。
だから、シンの表情には驚愕と焦りがあった。明らかに狼狽している。
「な、何故だスパイク! 俺たちは、今までうまくやって来れたじゃないか。俺たちのコンビなら、必ず神に謁見できる! だから、だからもう少し力を貸してくれ!」
さっきまで罵声を浴びせかけていたのに、よく言う。
『そういう問題ではないのだ』
「そ、そうか。鼓だな! もう少し、もう少しだけ待ってくれ! あと少しで回復するはずなんだ!」
シンが、氷の中のスパイクに必死になって呼びかけている。今モロがシンに対して術を使えば、鼓がないシンはそれを防ぐ手段がない。今すぐにでも勝負が決する。
魔術師であるシンが死ねば、スパイクは自分に鼓を提供する人間がいなくなるため、実体化できなくなるからだ。実体化しなければ、悪魔はこちらに危害を加えることが出来ない。
そもそも魔術師が死ねば鼓が支払われなくなっているので、悪魔は戦う理由がなくなる。死んだ魔術師の仇を取るために戦う悪魔なんて存在しない。
先ほどモロがシンではなく先にスパイクを攻撃したのは、契約が切れるまでの間にスパイクの攻撃がこちらに届くのを懸念しての行動だ。
実体を持った悪魔の術が発動すれば、それは既に魔術師から鼓を支払われた後であり、シンが死んだとしてもその効果は支払われた鼓の分だけ持続する。
もしスパイクが風を起こす術を使ったとして、その後契約しているシンが死んだとしても、スパイクが放った風はそのまま吹き続けるのだ。
しかし、悪魔にいくら傷を負わせたとしても、実体化するのに必要な鼓が再度支払われれば悪魔は傷ついた体を癒し、再び動くことが可能となる。
だから、魔術師同士の戦闘で悪魔が戦闘に参加する場合、悪魔が術を発動できない状態にするか、悪魔の術の届かない場所に移動してから、相手の魔術師を倒すのがセオリーとなっている。
そう。スパイクが氷の中で動けない状態となっている、今のように。
自分が絶体絶命の状況に追い込まれているにもかかわらず、シンは俺たちには目もくれないでスパイクに契約破棄を取り消すよう呼びかけている。
「なぁスパイク! もう一度考え直してくれ!」
だが、その呼びかけに対するスパイクの返事は、つれないものだった。
『無理だと言っている』
それを聞いたシンは、逆ギレを起こした。
「いいから術をよこせって言ってるだろうがっ! 鼓は回復してから払うって言ってるだろうがよぉ!」
癇癪を起こしたシンは、自分で言っていることの矛盾点に気が付いていない。
魔術師は、いずれ回復する鼓を担保として術を提供してもらっている。だから、これから回復する鼓は、既に悪魔に差し押さえられているのだ。
シンが瞬時に鼓を回復できるというのなら話は別だが、スパイクの話しぶりからすると、そうでもないようだ。さらには、モロの術で傷つけられたスパイクの体が回復していない。
つまり、
『シンよ。お前はもう、一生分の鼓を使い切ってしまったのだ。お前がこれから未来で回復、生成する鼓全てをな』
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